中野一花「勉強終わったらお姉さんの部屋に来て」上杉風太郎「は?」
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12:名無しNIPPER[sage saga]
2021/03/21(日) 22:27:52.10 ID:+ODGDo1QO
ぶりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅぅ〜っ!

「フハハハハハハハハハハハハッ!!!!」

息を揃えて哄笑を響かせる。すごい一体感。

「ふぅ。ほんとにキミはお尻が弱いんだね」

事が終わったあと、慈しむようにお尻を撫でていると彼は切実な声音で懇願してきた。

「こ、このことは他の奴らには……」
「言わないよ」

言うわけがない。私だけでいい。私だけが。

「狼少女の言うことなんて、誰も信じない」
「はっ……違いないな」

嘘つきの言うことは誰も信用しない。
誰だって騙されるのが怖いから。でも。
嘘つきだって怖いのだ。真実を話すのが。

「あのね、フータローくん」

そっと彼の耳からイヤホンを外して、囁く。

「実はさっき首筋コリコリされた時ね、ちょっとだけおしっこ漏れちゃったんだよ?」
「フハッ!」

信じるも信じないも、彼次第。それでいい。
何もかもを信じられてしまうのは困るから。
信じたいことだけを、彼には信じて欲しい。


【捻くれ一花の本音】


FIN


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