【シャニマス×ダンガンロンパ】灯織「その矛盾、撃ち抜きます!」【安価進行】
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967: ◆zbOQ645F4s[saga]
2021/06/05(土) 16:30:03.52 ID:XSsZlqvc0

咲耶「ダメだね、話すと決めてからもう時間も経っているのに……こうしていざ目の前にすると弱い心が顔を出す」

摩美々「……ゆっくりでもいいから」

咲耶「ありがとう、摩美々は優しいね」


そう言って微笑むと、覚悟を決めた様子で咲耶は真っすぐ私の瞳を見つめた。


咲耶「摩美々……今から言うことは何の冗談でもない、本当のことだ」

摩美々「……うん」

咲耶「私は摩美々たちをこの生活が始まったときから欺いていた【裏切り者】だ」

摩美々「……はぁ?」


はじめは、咲耶の言っている言葉を信じようともしなかった。
それどころか、この状況でそんな最悪な嘘をつく友人に失望すらしていた。


摩美々「笑えないんですケド」

咲耶「やはり、そういう反応になるよね……でもさっき宣言した通り、これは本当のこと。私はモノクマとずっと内通している」

摩美々「だから……笑えないってー」

咲耶「みんなの情報をモノクマに横流しして、コロシアイ合宿生活の進行に協力していた」

摩美々「やめてって言ってるよねー」

咲耶「……摩美々」

摩美々「そんなの、いつもの咲耶らしくないんじゃない?そうやって他のみんなをだましたり、からかったりするのは悪い子の、摩美々の役目で……」

咲耶「……」

摩美々「だから、そんなのは咲耶が言っていい冗談じゃないっていうかー」

咲耶「ありがとう、摩美々はやっぱり優しいね」

摩美々「はぁ……?だから、そんなこと言うくらいなら今の嘘を誤って……」

咲耶「こんな最低の私のために、涙を流してくれるんだね」


咲耶に言われて、初めて気が付いた。
それは無自覚に、それは一直線に。頬を撫でるように滴り落ちる水滴だった。



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