ハリー・ポッター「僕の言うことを聞け」ダドリー・ダーズリー「……わかった」
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6:名無しNIPPER[sage saga]
2021/04/19(月) 21:30:06.18 ID:43J6jqUVO
「叔父さん。確認するけど、引きこもる前のダドリーは毎日怪我していたり持ち物がなくなっていたわけじゃないんだよね?」
「当たり前だ。もしそんな前兆かあったのならこうなる前に別の学校に転校させている」

だろうなと頷きつつ、少なくとも表面的な問題ではなく、内面的なことだろうと察した。

「わかった。あとはダドリーに聞いてみる」
「小僧……やはり、その……」
「魔法は最後の手段にするから安心して」

杖を取り出して軽く振ってみせると、バーノン叔父さんは一瞬緊張したらしく、ハリーが杖を仕舞うとほっとしてお腹を鳴らした。

「お弁当、叔母さんと食べてて」
「ああ……」

叔母さんもあんな調子ならずっと満足に食事も出来なかったのだろう。ガサゴソとスーパーの袋を漁る叔父さんはふと咳払いをして。

「小僧……ダドリーを、頼む」

ハリーは耳と目を疑った。肉に埋もれたバーノン叔父さんの顎がまるで頭を下げるかのように僅かながらも引かれたからだ。衝撃だ。

「……さっさと行け」

目をパチクリしていると、叔父さんに睨まれたので2階へと向かった。道中、何故自分がダーズリー家の問題を解決しなければならないのか、理由を探したが見つからなかった。


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