13:旧◇e9x0226TnM ◆tWFFCAc67.8y[sage]
2021/06/19(土) 00:27:38.07 ID:BZZatobZ0
『今更隠す必要ないと思うんだけどなぁ姫〜』
「隠すって何をよ!」
『屈折した、こ・い・ご・こ・ろってヤツ』
「……そんな甘ちょろいもんじゃないわよ」
複雑な感情と共に吐き出された言葉をマリは茶化さず、ウンウンとうなずく。
『しっかし、わんこ君のパーソナルデータ、予想とはちょっち違うくない?』
「どの辺りがよ」
『なんというか……前の彼はもっとナイーブだったじゃん?』
疑問形に言うがシンジとマリは一度しか会ったことが無い......筈だ。
『それがまさかのプレイボーイムーブ。男子三日会わざれば刮目して見よってヤツ?』
「何よそれ……馬鹿馬鹿しい!」
そう言いながらも、アスカの心の中では期待が高まっていた。
碇シンジという少年がもしかすると、自分の苦悩を分かち合ってくれる存在かもしれない。
そんなバラ色の未来を夢想していた。
30Res/19.81 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20