桜木花道「マオーは俺が倒す！」流川「どあほう」
↓ 1- 覧 板 20
2021/06/24(木) 14:38:44.23 ID:mNhclihR0
昔ニュー速VIPに投下したSSです
致命的な台詞ミス等があったのですがそれを修正しての投下となります
スラムダンクの湘北メンバーが魔王と戦うというトンデモな内容ですが楽しんでもらえれば幸いです
SSWiki : ss.vip2ch.com
2:名無しNIPPER[saga]
2021/06/24(木) 14:39:38.34 ID:mNhclihR0
魔族の首領である魔王が、突如人間界に侵攻を開始した。
魔王「ふははははっ！ この程度か、人間ども！
どいつもこいつも弱すぎて、まるで相手にならんわっ！」
3:名無しNIPPER[saga]
2021/06/24(木) 14:40:11.74 ID:mNhclihR0
むろん、人間たちも国同士で団結するが、まったく相手にならなかった。
連日のように各国の代表による会議が開かれたが、打開策は生まれず、
もはやお通夜ムードであった。
4:名無しNIPPER[saga]
2021/06/24(木) 14:40:38.43 ID:mNhclihR0
安西には秘策があった。
彼は密かに、魔王に対抗しうる戦力を育成していたのだ。
勇者、桜木花道！
5:名無しNIPPER[saga]
2021/06/24(木) 14:41:07.52 ID:mNhclihR0
安西「ほっほっほ……いよいよ君たちの出番です」
桜木「ようやくこの勇者の出番か！ 待ちくたびれたぞ、オヤジ！」ﾀﾌﾟﾀﾌﾟ
赤木「よさんか、バカモン！」
6:名無しNIPPER[saga]
2021/06/24(木) 14:41:33.98 ID:mNhclihR0
桜木「ふん……この天才勇者、桜木に敗北の二文字はねぇ！」
流川「おめーが勇者じゃ、勝てるもんも勝てねーな」
桜木「なんだと！？ ルカワ、てめえ！ 戦士の分際で！」
7:名無しNIPPER[saga]
2021/06/24(木) 14:42:00.37 ID:mNhclihR0
安西の期待通り、桜木たち勇者パーティは世界各地で魔王軍相手に大奮戦をした。
桜木「とうっ！」ﾋﾞｮﾝ
魔族Ａ「なんてジャンプ力だ、信じられんっ！」
8:名無しNIPPER[saga]
2021/06/24(木) 14:42:28.31 ID:mNhclihR0
ズバッ！ ザンッ！ ザシャッ！
魔族Ｂ「なんだ、あの若造は！？」
魔族Ｃ「くそっ、ほとんどアイツ一人に部隊をやられているぞ！」
9:名無しNIPPER[saga]
2021/06/24(木) 14:42:54.53 ID:mNhclihR0
宮城「くそっ……！ あの魔族、攻撃がろくに効きやしねぇ！」
赤木「ああいうのは、俺に任せろ」ｽﾞﾝ
宮城「ダンナ！？」
10:名無しNIPPER[saga]
2021/06/24(木) 14:43:21.85 ID:mNhclihR0
敵軍基地に単独で侵入を果たした宮城。
魔族Ｅ「くっそぉ〜アイツ、いったいどうやってここに入ったんだ！？」
宮城（ピッキングこそ盗賊の生きる道なんだよ！）
11:名無しNIPPER[saga]
2021/06/24(木) 14:43:54.54 ID:mNhclihR0
魔族Ｇ「なんだぁ、あの魔法使いは……？」
魔族Ｈ「なんか呪文を唱えてるが、あんな遠いところから当たるワケねぇ」
三井「“火炎呪文（ミッチャン）”」
12:名無しNIPPER[saga]
2021/06/24(木) 14:44:32.02 ID:mNhclihR0
木暮「お疲れ、みんな！ これでこの国も魔族から解放されたよ！」
桜木「くわぁ〜、今日はけっこうやられちまったぜ。あんな庶民どもに……」
流川「てめーが好き勝手動くからだ、どあほう」
13:名無しNIPPER[saga]
2021/06/24(木) 14:44:59.55 ID:mNhclihR0
もちろん、全く問題がないわけではなかったが──
桜木「フンフンフンフンフンフンフンフンフン！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ
宮城「うわ、あっぶねぇ！ 花道のヤロウ、混乱させられやがった！」
14:名無しNIPPER[saga]
2021/06/24(木) 14:45:30.84 ID:mNhclihR0
チームワークにやや難があるとはいえ、桜木たちの実力は本物だった。
並の魔族では相手にならず、幹部級の魔族ですら苦戦しつつも倒してみせた。
さらに、彼らの強さに勇気づけられた各国の兵たちも奮起し、
15:名無しNIPPER[saga]
2021/06/24(木) 14:46:01.83 ID:mNhclihR0
魔王城──
側近「くそっ、いまいましい！ なんなんだ、あの勇者どもは！」
側近「まさか、人間にもあんなヤツらがいたとは……」
16:名無しNIPPER[saga]
2021/06/24(木) 14:46:29.73 ID:mNhclihR0
側近「たしかにおっしゃる通りですが……このまま野放しにはできません」
魔王「うむ……分かっておる」
魔王「だからワシは、ヤツらに真っ向勝負を挑もうと思っている！」
17:名無しNIPPER[saga]
2021/06/24(木) 14:47:02.58 ID:mNhclihR0
まもなく世界各国に散っていた、魔王軍の主力幹部たちが招集された。
魔王「よくぞ集まってくれた」
魔王「我が配下が勇者どもの手で敗走を重ねる中、
18:名無しNIPPER[saga]
2021/06/24(木) 14:47:36.12 ID:mNhclihR0
翌日、桜木たち勇者パーティに挑戦状が送られてきた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
勇者どもに告ぐ
19:名無しNIPPER[saga]
2021/06/24(木) 14:48:03.09 ID:mNhclihR0
桜木「なんだこりゃ、ふざけやがって！」
安西「おそらく……我々の快進撃に脅威を感じ、
こちらに主力をぶつけ、一気にケリをつけようという魂胆でしょう」
20:名無しNIPPER[saga]
2021/06/24(木) 14:48:35.37 ID:mNhclihR0
桜木「ふん、悩むことはないぞ、メガネ君」
木暮「え？」
桜木「せっかく敵の大将が出てくるチャンスなんだ。
21:名無しNIPPER[saga]
2021/06/24(木) 14:49:06.93 ID:mNhclihR0
その夜──
安西「これから君たちには、この水晶で魔王軍主力の映像を見てもらいましょう。
他国の魔法使いが、映像に収めてくれました」
96Res/62.75 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20
