エルシィ「私だけが望むセカイ」
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46:名無しNIPPER[saga]
2021/07/28(水) 13:52:40.42 ID:TgXxDeL0O
ガラッ

桂馬「よし…理科の準備室なら死角も多いししばらくはやり過ごせるだろ」

エルシィ「犯人さん、まんまと引っかかって落ちたゲーム機の方行ってましたね」ゼエゼエ…

桂馬「ああ…お陰で少しだけ時間は稼げた」

桂馬「けどのんびりもしてられないぞ。見失ったからしらみ潰しに一部屋一部屋回って校舎丸ごと壊すかもしれない」

エルシィ「…!」

桂馬「みなみや愛梨のばあちゃんがまだ残ってるのにもうこっちに踏み込んできた。気まぐれか何か知らないがまた作戦を変更してきたらしい」

桂馬「場合によってはまだここに残ってる生徒や教師も狙われる可能性もある」

エルシィ「ど、どうしましょう…」

エルシィ「羽衣で隠れて一旦逃げます?」

桂馬「相手はただの人間じゃないんだ。効かない可能性もある」

桂馬「奴には見えないって確証があるならさっきわざわざ飛び降りて囮を作ったりなんかせずに透明になってこっそり逃げてた」

桂馬「さらにこっちも犯人が何処にいるか分からない状態なんだ」

桂馬「逃げるルートを考えるにも動きがさっぱりな以上迂闊に動く訳にもいかないだろ」

桂馬「まぁ確かに羽衣で逃げられるならそれが1番ベストなんだが…」チラッ

歩美「…」プルプル…

桂馬「…こっちは1人動けない状況だしリスクが高すぎる。それにさっきも言った通り上手く逃げられたら今度は学校に残っているモブキャラが標的にされる危険がある」

桂馬「このまま放置する訳にもいかない」

エルシィ「そ、それじゃあどうしたら…」

桂馬「おいエルシィ、携帯返せ」

エルシィ「え、あっ…はい」スッ

桂馬「ダメ元で呼んでみるか…」ピツピッ

桂馬「それからエルシィ…」プルルル

エルシィ「?」

桂馬「……お前が頼りだ」

桂馬「ちょっと無茶しろ」

エルシィ「へ」


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