あなた「血果て、羽根尽きるまで」
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59: ◆3m7fPOKMbo[sage saga]
2021/09/13(月) 21:35:07.11 ID:v4/Avj0R0

栞子「ですからバイク通学は…え?」

果林「あらあら」

愛「まーたやってるね、しおってぃー」

ランジュ「どういうこと?」

果林「部長はバイクを乗り回してるから、時々それで学校来るのよ」

愛「金曜日の放課後ですらバイク帰宅なんだねぇ」

ランジュ「本当に刹那的快楽主義者なのね、あの子…栞子? どうしたの?」

栞子「今、部長の背中に乗ってたの…理事長のようだったのですが」

ランジュ「へ?」


理事長「いいお湯だったわねぇ。東京から近い距離でこんな所があるなんて」

あなた「喜んでいただけて、何より」

あなた(息抜きは大事である。どんな時でも)

あなた「今日はサングラスに文句言わないんですね」

理事長「あら、ここは学校の外よ。それは野暮だわ」

あなた「ははっ、そりゃどうも」

あなた(新しいジャケットを披露したかったのと、バイクを磨いていたら理事長に発見されたので、せっかくだから日帰りで温泉に出かける事にした)

理事長「あ、肉巻きおにぎり」

あなた「いいですね、甘辛で。この辺りは豚が有名なんでしたっけ?」

理事長「そうそう。あら、とんとろ串も……ビールが欲しくなるわ」

あなた「飲んでもいいと思いますよ、学校の外ですし」

理事長「ダメよ、あなたの運転で帰るんだから」

あなた「なるほど」

理事長「折角ですし、二つずつ買ってきましょう! あ、焼き鳥発見!」

あなた「ぼんじりと皮、つくね、ねぎまを二本。塩で欲しいですね」

理事長「あら、趣味がおじさん」

あなた「よく合いますから。炭酸な飲み物にですよ?」

理事長「こら」

あなた「あだっ」

あなた「もう……こういう所に連れてくるのはとっておきなんですよ、とっておき。一人で行くのも楽しいですけど、背中に乗せての女子旅というのはいいものですって」

理事長「ふふっ、そうしてくれると嬉しいわね」

「あらあら」


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