野原しんのすけ「僕が……オラが風間くんを救ってやるゾ」風間トオル「えっ……?」
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10:名無しNIPPER[sage saga]
2021/08/01(日) 20:47:12.42 ID:fWK0a0/zO
「僕はまんまと騙されたのか……」

地図から紛争地帯が消えたことには変わりないけれど、ひとまず人的被害はなかった。
そのことに胸を撫で下ろしつつ、僕は問う。

「しんのすけ、僕は間違っていたか……?」

しんのすけは、総隊長のふりをして告げる。

「間違っても止めてやるさ。友達だからな」

友達。仲間。部下でもいい。僕は、お前に。

「しんのすけ、ずっと一緒に居ような……」
「んもぉ〜風間くんったら、ほんとうに甘えん坊さんなんだから……お?」

俯いた僕の頭を優しく撫でながら、気づく。

「風間くん、もしかして……?」
「ふんだ……お前が悪いんだぞ」
「なになに、どうしたの?」
「わ! 風間くん、顔色真っ青だよ?」
「ぼ。すごい、あぶら汗」

僕を取り囲む仲間たちも、すぐに気づいた。

「し、仕方ないだろ! あんな怖い思いをしたら誰だって漏らしちゃうに決まってるよ!」
「フハッ!」

しんのすけが嗤う。そして友達が哄笑する。

「フハハハハハハハハハハハハッ!!!!」

嗤われて悔しい。恥ずかしいのに。だけど。

「ありがとう……しんのすけ、みんな」

みんなが元に戻ってくれたことが、嬉しい。

「脱糞くらいでオラたちの友情は揺るがないゾ! ウンカスカベ防衛隊ファイヤー!!」
「ファイヤー!!!!」

僕を救ってくれた仲間たちに心から感謝を。


【ウンスジ! 糞のウンカス学園】


FIN


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