【まどマギ】小巻「見滝原中に転入したわ」【安価あり】
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444: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2021/09/15(水) 23:16:36.11 ID:V0YB/3M00
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沙々「お疲れ様です」



 結界内が静まり返ると、優木沙々は手を叩いた。

 血を流し続ける“死体”に近寄っていく。


沙々「……包丁は注意を引くためのフェイク。私も武器持たせただけの一般人は近づけさせたりしませんって」

沙々「好意を利用しておびき出し、洗脳された“フリ”で行動を制限して疲弊させる。最後に人質助け出して安心したところに魔法でズドン」

沙々「さすがですね。私一人じゃここまで思いつきませんよ!」

織莉子「油断させるためとはいえ、貴女一人を悪者にしちゃったでしょう。嫌ではなかったの?」

沙々「あー、へいきへいき。悪者でもなんでも気にしませんって。おかげでいいもの見せてもらいましたし」

沙々「死んだ相手が自分をどう思ってたかなんて、一番どうでもいいことです」

織莉子「そう」


 織莉子は淡々と、軽く返した。


沙々「それより、あなたのほうこそ少しは躊躇ったりしなかったんですか? 織莉子さんの友人だったんでしょう?」

織莉子「……友人ではないわ。生かしておくデメリットが多すぎる。彼女から隠れるのにもそろそろ困っていたところだった」

沙々「最高です! 本当、織莉子さんって私より性格悪い!」


 冷たく感情の見えない顔をした織莉子とは対照的に、沙々は心底楽しそうに笑っていた。




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