【まどマギ】小巻「見滝原中に転入したわ」【安価あり】
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914: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2022/02/13(日) 19:06:05.53 ID://+wdQQU0


杏子「お、おい……アンタは契約しちゃダメだろ!? いくらあたしたちが手こずってたにしたって――」

小糸「待って。話を聞いてあげて」

小巻「……小糸?」


 あれだけまどかが契約すればどうなるかって聞かされて、みんな焦ってる中で小糸は落ち着いてた。

 まるで予測してたみたいに。


 まどかが小さくうなずいて話はじめる。


まどか「わたしね、自分にも出来ることがあるんじゃないかって考えてみたんだ。魔法少女のことを聞いて、わたし自身のことも聞いて」

まどか「魔法少女は魔女になる。でも、それは絶対じゃないでしょ?」

まどか「みんながまだこうして生きて、普通の人と変わらずに笑ったり怒ったりして……そして、わたしたちのために戦ってくれてたみたいに」


 口を挟みたくなる気持ちを今だけは抑えて耳を傾けた。

 魔法少女が魔女になるのは『絶対』じゃない。暁美の家に集まって話した時、そう言ったのは確かにあたしだった。


まどか「やっぱりみんなを見捨てられないの。わたしが助かっても、そのせいでみんなが死ぬのは絶対にいや」

まどか「本当は、わたしの知ってる人だけじゃなくて、キュゥべえと契約した魔法少女全員。今いる魔法少女も、過去に契約した人も、これから契約する人も」

まどか「全員を助けてあげたい。希望を願った魔法少女が裏切られることが運命なんて、そんなことあっちゃいけないことでしょ?」


 まどかは真剣な表情であたしたちに問いかける。

 あたしもそう思っていた。


まどか「……でも、わたしにはそこまでの素質はないんだって。昨日のうちにキュゥべえと話したの」

まどか「決まりきったことを変えたいと願うことは傲慢なことだって、キュゥべえが言ってた」

まどか「だから、本当にごめん。こんなことしかできなくて」




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