イレイナ「サヤさん、お出かけしましょう」
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22:名無しNIPPER
2021/09/04(土) 10:47:37.72 ID:bYIXLMlq0

「やだなぁイレイナさん。急にそんな怖いこと言わないでください。あれ、でもたしかに妙ですねぇ…」

サヤさんはキラキラと輝き続ける噴水を見つめます。

「お化け屋敷なのに、どうしてこんな立派な噴水があるのでしょうか。それに、妙に輝き過ぎてる気も…」

私は杖を取りだし、矛先を噴水に向けます。

「たとえばこの噴水も魔法でつくられていて、本当は何かの妖怪なのかもしれません」

私は噴水に変身を解く魔法をかけてみせます。

すると、噴水はみるみるうちに姿を変え、水はどろどろとした液体にかわり、噴水は黒い妖怪のような姿に変わりました。

「ギャー!」

妖怪は雄叫びをあげて腕を広げます。

すると、サヤさんはヒイッと飛び上がったように顔を引きつらせ、

「ギィえええ!」

と叫び声を上げ、走っていきました。

「あ、待ってください。サヤさん!」

私はサヤさんのあとを追います。


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