イレイナ「サヤさん、お出かけしましょう」
1- 20
6:名無しNIPPER
2021/09/02(木) 18:27:36.86 ID:T+hvoRZJ0
ジェットコースターが、ガタ…ゴト…と音を立てながら少しずつ線路を登っていくなか、緊張感やワクワクとした気持ちが入り混じっていました。

「私が座った席にはどのような魔法がかけられているのでしょうか」

ふと呟くと、気づいたサヤさんはこたえます。

「さぁ、いろいろな魔法がかけられていると書いてありましたからね。ぼくもどんな魔法がかけられているか分かりません」

「バラ色魔法…というのは楽しそうでしたね」

「そうですね。ぼくもこのような乗り物は初めてで、すごく楽しみです」

そろそろですね…と私は視界が開けてくる先に目を向けます。

登っていたジェットコースターも少しずつ登ることをやめ、傾き始めていました。

もうすぐ走り始めるということが分かり、少し不安になり、そわそわとした落ち着かない気持ちになります。

そのような気持ちを待つこともなく、ガタン…ガタン…と傾いていたジェットコースターも、カラカラ…と動き始め、ついに、ゴーッと視界が迫るように走り始めたのでした。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
35Res/36.01 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice