4:名無しNIPPER
2021/08/28(土) 16:22:14.42 ID:IsY2Uyq60
「ごめん!!ごめんね!!でも、その…」
「ううん…こっちこそ…」
「お、いたいた、果穂、レッスンに行くぞ…って…」
「あっ、プロデューサーさん!い、今行きます!」
気まずいまま、アタシはレッスンのために教室を出る。
「果穂ちゃん、前はあんなことしない子だったのに…」
「やっぱり樹里ちゃんって…」
廊下を走ってしまいたくなるほどに、背中から聞こえる声がアタシを責め立てる。こんなことですら、樹里ちゃんのせいになってしまうのだろうか。
けれど、アタシはあの樹里ちゃんが。誰よりも優しいあの樹里ちゃんが誤解されるのが許せなかった。
24Res/9.85 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20