【咲-saki-】京太郎「ウルトラマンの力」咲「光よ!」
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992: ◆dBIP2XuQhg[saga]
2021/11/04(木) 02:38:21.96 ID:dWBNlZDe0

地上に降り立つ京太郎

その手に握っていたベリアルメダルを見て頷くと、歩きだす

周囲の民家は破壊されているし、燃えている


京太郎「水でも出せれば、良いんだけどなぁ」


ぼやきながら、目的地にたどり着くと軽く駆ける

そこで少女が横になって眠っていた


京太郎「姉帯豊音……と、葵さん」

葵「……遅かったね」


豊音の近くで立っているのは宇夫方葵

先ほどの“謎の手”もそうだが、聞きたいことは山ほどある

前はなかったはずの、闇の感覚


京太郎「……」

葵「まぁ悪いことする気はないよ。しなきゃなって衝動はあるけど」

京太郎「……トシさんとこに」

葵「行かない。私は私でなんとかする」

京太郎「なんで……」

葵「私はあそこにいるべきじゃない、からね……」

京太郎「前までいたのに?」


会話を続けながら、京太郎は豊音の傍によって片膝をつく

上体をそっと上げてその手の中の『タイラントメダル』を自らの手に取り、ホルダーに入れた

視線を豊音から葵の方に向けるが、その表情は苦々しいものだ


葵「私は偽物だよ。模造品……集まるまでの、代わりに守護する者ってとこだよ」ハッ

京太郎「でも、確かにあんたは仲間で」

葵「……そういうの、良いから。それじゃ」

京太郎「葵!」


そのまま、歩いていく葵

だが、追いかけるわけにもいかない

それに追いかけても―――なにも変わりはしないだろう


塞「豊音ー! 京太郎ー!」

胡桃「どこー!」


目の前に倒れている少女の仲間たちの声が聞こえた

京太郎は息をついて、呼ぶ声に返事を返すために―――とりあえずは深呼吸



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