370: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/10/04(月) 22:03:57.03 ID:P4T3KZk70
  この場に集まった生徒の数と一致している。 
  
 「社会では、常に考え続けることが求められます。状況を分析し、課題を明らかとし、問題を解決するために自分が何をするか、同僚に何をして貰うか。そのように考えることが必須となります」 
  
  中田先生の話を聞いて、すぐ中間テストでの出来事をそれに変換する。 
  
  状況:小テストの結果から赤点候補者の把握 
  課題:赤点候補者の赤点回避 
  自分:赤点候補者を対象とした勉強会の先生役になること 
  周囲:赤点候補者には可能な限り自習に取り組んで貰い、成績優秀者には勉強会の先生役として取り組んで貰う 
  
  学生のうちは割となんとでもなるが、社会では自分のミスひとつが同僚の生活を脅かすものとなる。 
  もし会社を傾けてしまうようなミスをして同僚から職を奪うようなことがあれば、その家族の人生の歯車をも大きく狂わせることになる。 
  特に、お医者さんや看護師さんなどの直接人の命に関わるお仕事をされている方は高いシンキング能力が求められているのかもしれない。 
  その力を培う試験であれば、単純に好奇心として興味は湧いてくる。 
  
 「まず、この『ねずみ組』の皆さんには、明日の朝8時に一通のメールが学校から届きます。その内容は各自の役職が記載されています。すなわち『王様』であるか、『国民』であるかの2つです。それ以外の役職はありません」 
  
  スライド中央のネズミはグループを表すもの、そしてその周囲の人間は役職を表すものだった。 
  その後スライドが切り替わり、向かって左側に1人の『王様』、右側に9人の『国民』が現れる。 
  
 「13日後、この場で皆さん揃って投票を行います。投票による結果については、こちらのスライドをご覧ください」 
  
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