魔法使い「お姉さま抜きで迷宮に!?」学者「居ても同じだが……」
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11: ◆Nur0zeFBBA[saga]
2022/03/05(土) 04:54:01.58 ID:Nq4TVwiN0
迷宮最深層

僧侶「なんだぁ……?罠どころかモンスターすらでやしねぇ」


魔法使い「魔力の乱れもありませんね……」


学者「ふーむ、あそこの扉が最終関門でその後に備えは残していなかったのかな


魔法使い「その割にはポチ(竜の死骸)がこの先に進むのをイヤイヤするんですよね」


僧侶「死骸も嫌がる怪物が待ってるってか………ムッ、ちょっと止まれ。この匂いは……」


魔法使い「うーん?魔法的な反応はありませんけど」

 
僧侶「こいつは……魔法で作られた生き物の匂いじゃねぇ。マジの生物、それもバカでけえ……それと硫黄の匂いだ」


学者「なっ!?つまり龍の原種がいるってのか!?踏破何度は桁違いだぞ!?」


僧侶「ああ、戦士もいないしここは引き返した方がいいかもな」


魔法使い「えー!龍ぐらい別に良いじゃないですかー!せっかくここまで来たし、倒しちゃいましょうよー」


僧侶「馬鹿言うな、お前は魔法で龍と撃ち合えても俺のフィジカルじゃ太刀打ち出来ん。学園に帰って報告だ、こりゃ」


学者「しかしそれだと単位が出ませんね」


僧侶「は?」


学者「やりましょうよ龍討伐。僕らは経験だってあるんですし。とりあえず龍の強さを測るだけでも」


魔法使い「賛成でーす!こんなところに閉じ込められてる龍なんてそんなに強いことないですよ。野山で伸び伸び育ってる子のほうが強い筈です!」


僧侶「お前ら後衛だからって勝手なことを……」


学者「いえ、僕も前衛に立ちますよ。弓で撹乱して飛んでくる攻撃は魔法でしのぎます」


魔法使い「じゃあ私は後ろから火力担当ね!」


僧侶「で、俺がステゴロで横から龍を殴るってか?獣人を買いかぶり過ぎだろ」


学者「甘く見ると獣人差別って怒るじゃないですか。手ぶらで帰っても何にもならないんです。やるだけやりましょう」


僧侶「は〜しょうがねぇなぁ」





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