安価とコンマで『剣と魔法のRPG』をイチから作る
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506: ◆0UPy0Q6GXwAs[saga]
2021/10/22(金) 17:23:29.77 ID:s1Ib0xK4O
一行は、リーフィアの案内により最短距離で治安統制局に着く事ができた。家屋の影に身を潜め、辺りを伺う。局員達はいるにはいるが、思ったよりもまばらだ。
リーフィア「……そんなにいない……?」
グレイス「あんな奴らが局員の統率取れてるわけないでしょ。実際に取り締まってるのは少数で、後は隠れてるか投獄されてるかよ。そんなに刃向ってくる奴はいないでしょうね」
ライオネル「……順調に治安を悪くしているねぇ」
ギール「……俺はどうしたらいいですか?」
ライオネル「ん? まぁ、好きに暴れてよ」
ギール「……何か俺だけ雑なんですよねぇ……」
ギール「んー……じゃあ取り敢えず剣を抜いて……」ズ……
リーフィア「……!!」ゾクッ……
ギールが抜剣した瞬間、空気が変わった気がした。いつもは穏やかなギールだが、どこか顔付きが違う。全く隙を感じさせない強者のようだ。
リーフィア(これが……『剣豪』の力……?)
ギール「おお……なんか剣が馴染むような気がする……」
ギール「……ベルゼさんってどこにいますかね?」
グレイス「……放送室だとしたら、あの辺りじゃない?」
ギール「……なるほど、じゃあ……」
ギール「行ってきますね」タッ……!!
そう言うと、ギールは軽くジャンプした。
ガシャァン!!!
そして、放物線を描いて、治安統制局の五階の窓に飛び込んでいった。
リーフィア「……え?」
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