安価とコンマで『剣と魔法のRPG』をイチから作る
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512: ◆0UPy0Q6GXwAs[saga]
2021/10/22(金) 19:33:43.89 ID:s1Ib0xK4O
・>>509-511を採用。次の孵化判定まで残り93。
治安統制局の中は、閑散としていた。人の気配が無い。もしかしたら、先程の三人以外は中にいないのかもしれない。
ライオネル「……ギール君の働きは想定以上だったね」
リーフィア「そうですね……他の局員達もいなくなってしまうなんて……」
ギールとベルゼの戦闘を見た局員達は、血相を変えてその方向に走っていった。きっとこんな表立った反抗は初めてだったのだろう。混乱が手に取るように分かった。
そのおかげで、リーフィア達は楽に潜入できたわけだが。
ライオネル「備品室はどこかな……おそらく下の階だとは思うけど……」
リーフィア「あ、局員室とかに見取り図ありませんかね?」
ライオネル「良い案だ、採用しよう」
クー「ん!」
リーフィア「ど、どうしたの?」
クー「誰か来る!」
そう言ってクーが指差した方向にいたのは……
ランド「あー! 侵入者だー!」
リーフィア「……!!」
リーフィア(さっきの……確かランドって子……!)
ランド「あれだ! きっと反逆者だよね! 反逆者って許しちゃダメらしいんだ!」
ランド「だから……ごめんよ! きみたちに恨みはないけど、死んでもらいまーす!」
ランド「食らえ! 毒ガース!」プシュー……!!
そう言うと、ランドは体中の関節の接合部分から毒ガスを吹き出した。薄く紫に色付いたガスは、あまり毒の知識が無いリーフィア達にも危険であると明確に分かる。
クー「ぼくに任せて!」
そこで動いたのは、クーだった。彼はサイキックが能力を使う際に出る青いオーラを放ちながら、手を大きく広げた。
クー「んー……せいっ!」ブンッ!!
思い切り振り下ろされた腕が、クーの前に風の壁を作り出す。それはそのままランドの方向に進んでいき、毒ガスを押し出していく。
ランド「え!? サイキック!? めずらしー!
ランド「……って、うわーっ!?」
そして、ランドをも外に押し飛ばした。
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