安価とコンマで『剣と魔法のRPG』をイチから作る
↓ 1- 覧 板 20
799: ◆0UPy0Q6GXwAs[saga]
2021/11/16(火) 15:30:32.99 ID:ExQAAdvpO
ラーズ「彼の名はアイン・ジョンドゥ。幼い頃に両親と移住してきた。そして大人になる今の今まで……彼は虐げられてきた。両親も過労がたたって亡くなっている」
ラーズ「……彼のために、彼のような境遇の人間のために、俺達が動かねばならない」
ラーズ「それじゃあ、早速役割を分担するぞ」
ライオネル「……いくらなんでも急すぎないかい? 時間が無いのは分かるけどさ……」
ラーズ「これでも遅いくらいさ。お前達を待ってたわけだからな」
リーフィア「……急ぐ理由が?」
ラーズ「ああ……理由の一つは貧困層の鬱憤が限界だって事だ。アインの革命が成功するように俺が焚き付け過ぎたみたいでなぁ……今にも蜂起しそうなんだよ。アインの一団が抑えてるけどな」
リーフィア「それは……危険ですよね? 何も考えずに特攻しても、何も変わりません……」
フレア「そうね……でも、総隊長のやった事は間違いじゃないの。総隊長がいなければ、貧困の労働者達はただ絶望しながら生きていくだけだったはずよ」
殺戮卿「……でも、総隊長のせいで危ないのは事実でしょ?」
爆撃男「テメェ!! 起きたと思ったらそれかよ!!」
ラーズ「だから急いでいる。だけど、それよりも焦ってるのは……」
ラーズ「……おそらくラルスワルド家に俺達の存在がバレているからだ」
全員「……!!?」
蠱惑魔「ちょっとちょっとぉ! 何よそれぇ! 何でなのぉ!?」
電脳アドバイザー「ラルスワルド家の家系魔法は『分析』。おそらくフレイヤ王国で起こっている小さな変化に気づいていると思われます」
ライオネル「……革命の兆しに気づいてるかもしれないのか」
ラーズ「幸いなのは、あいつらの多くが一族を越えて協力しようって考えが無い事だ。たとえ気づいていても、ラルスワルド家の中でその情報をどうしようか考えているだろうさ」
ラーズ「そして、リーフィア達の存在には気づいていないだろうという事……これも大きい。来たばっかりの奴らは予測に入れられないからな、この優位は活かしたい」
リーフィア「うん、そうですよね。私達も覚悟はしています」
ケルヴィン「革命終わってからゆっくりした方が良いもんなぁ!」
ラーズ「ありがとう」
ラーズ「決行は明日……それまでにはお前らに自分の役割を覚えてもらおう」
1002Res/495.78 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20