勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の続編の続編
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2021/11/20(土) 18:49:09.66 ID:KbfSVIxh0
 公爵「わたくしは先ほどから側近とお話をしていますが…もしかすると女王様は影武者という事は無いでしょうね?」ニヤ 
  
 近衛侍「無礼者!!」 
  
 側近「何故にその様な疑いを?」 
  
 公爵「いやいや私の情報筋では女王様は危篤状態と伺っておりましてな…土産にと思いまして特効薬も持参している次第」 
  
 近衛侍「特効薬…お主まさか…」 
  
 公爵「ハハ勘違いしないでくだされ苦痛を和らげるには必要な妙薬なのですよ…ここに」ドサ 
  
 セントラル王「貴様ぁ!!ぬけぬけと…」スラーン 
  
 第3皇子「おっとぉ!!大兄…危ないじゃ無いか」 
  
 セントラル王「何ぃ…お前…何故お前が此処に…」タジ 
  
 公爵「これ!身を明かすのが早いぞ」 
  
 第3皇子「もう茶番は良いでしょ?話は簡単さ…さっさと結婚してフィン・イッシュを僕らの自由にさせろという事だよ」 
  
 公爵「余計な事をしゃべるな!!」 
  
 第3皇子「こんな提案もある…大兄の持ってる王権を僕に譲れば良い…そうすればめでたくフィン・イッシュ女王と結婚出来るよね?」 
  
 セントラル王「ぐぬぬ…再会してお前はそんな話しか出来ないのか!!良く…良く生きていた…」 
  
 第3皇子「近寄らないで欲しいなフィン・イッシュの下僕に成り下がった大兄なんかもう知らないよ」 
  
  
 ガタン! 
  
  
 近衛侍「女王様…なりませぬ…落ち着いて下さい」 
  
 女王「交渉の件…飲みましょう…ただしこちらも条件があります」 
  
 公爵「それは良いご判断で…」 
  
 女王「公爵!…いえ…この公爵の偽物の首をはねて本物の公爵の下へ突き返すのです…それが条件です」 
  
 第3皇子「そんな事をしても意味が無いよ」 
  
 女王「あります…私はもう騙されないと言う意味なのです…近衛侍!!抜刀許可!!」 
  
 公爵「ひぇ…」ダダ 
  
 近衛侍「御免!!」シャキーン ボトリ 
  
 公爵「…」パクパク 
  
 女王「続いてセントラル王へ命じます…セントラル王権を第3皇子へ譲渡し私と婚姻しなければこの国を追放します」 
  
 セントラル王「…」 
  
 女王「私の王権を分与すれば条件をすべて飲んだ形…後はあなたが判断してください…あなたを信用します」 
  
 第3皇子「なんだよ勝手に進めないで欲しいな」 
  
 女王「戦争は終わりました…第3皇子…あなたも早く宣言をして下さい…戦う必要は無くなったのです」 
  
 セントラル王「第3皇子!!来い」グイ 
  
 第3皇子「触るな!!」 
  
 セントラル王「調印をする…兵を率いて帰るが良い」 
  
 第3皇子「フン!分かってる…港は好きに使わせて貰う」 
  
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