勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の続編の続編
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619:名無しNIPPER[sage saga]
2022/06/18(土) 16:48:52.99 ID:c2KZAoSz0
 『遺跡へと続く丘』 
  
  
 女海賊「ほらコレ…やっぱ石化したゴーレムだよね?」 
  
 魔女「ゴーレムは元々石じゃで石化かどうかは断定出来んのぅ」 
  
 盗賊「動き出さんだろうな?」 
  
 女海賊「妖精の笛吹いても動かないさ」 
  
 盗賊「どうやって動いてたんだろうな?」 
  
 女海賊「もしかしてこいつも例のウラン結晶のやつかな」 
  
 盗賊「有り得る…動かんのは動力が無いからかも知れん」 
  
 女海賊「ほんでこのゴーレム超えたら見晴らし良くなって向こうに遺跡が見えるよ…こっち」 
  
  
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 盗賊「ちょい待て…こりゃぁ大戦の跡地じゃ無ぇか…見てみろ!あの池は隕石か何かが落ちた痕だ…」 
  
 女海賊「なるほど…それで地形がボコボコなのか」 
  
 魔女「…」ボーゼン 
  
 盗賊「あの遺跡…丸くくり抜かれてる断面はなんだ?明らかに不自然だ」 
  
 魔女「量子転移の痕跡じゃ…あの場所で何かを消し去って居る」 
  
 女海賊「量子転移ってあんなんなるの?」 
  
 魔女「主が持つ魔人の金槌も範囲は狭いが同じ様に空間を消し去るのじゃぞ」 
  
 女海賊「ちょい待ち…未来が持って行った破壊の剣ってやつ…あれも同じだったよね?」 
  
 魔女「うむ…つまりゴーレムの片割れを真っ二つに切ったのは未来の可能性が高い」 
  
 女海賊「やっぱりか…やっぱここに魔王倒しに来てたんだね」 
  
 魔女「倒しに来たのか…それとも祈りの指輪で魔王を集めて葬ったのかは分からん」 
  
 盗賊「なるほどな…それであの量子転移の痕跡か」 
  
 魔女「驚くのは量子転移だけでは無いのぅ…奴らは隕石を落とす事は出来ん筈じゃ…つまりシン・リーンの魔術師も絡んでおる」 
  
 盗賊「時の王の時代は魔法の黎明期だったんだろ?同行しててもおかしく無い」 
  
 魔女「そうなのじゃが時代が合わんのじゃよ…何故にこうも時代がバラバラなのか」 
  
 盗賊「やっぱ情報屋を連れて来るべきだったな」 
  
 女海賊「ほんなん後で考えれば良いさ…さっさと手掛かり探しに行くよ」ピューー 
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