勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の続編の続編
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2022/06/18(土) 18:14:12.59 ID:c2KZAoSz0
 『甲板』 
  
  
 ユラ〜 ザブ〜ン 
  
  
 女戦士「面舵維持!!そのまま7時方向に回頭しろ」 
  
 海賊共「がってん!!」フンフン 
  
 女戦士「狭間に入る…ハイディング」スゥ 
  
  
 タッタッタ 
  
  
 商人「レイスに備えるってどういう事だい?」 
  
 女戦士「戦闘で魔方陣に欠けが発生したのだ…部分的にレイスが入って来る」 
  
 商人「僕は退魔の方陣を知ってる…もう一度方陣を組むから援護して」 
  
 女戦士「それは助かる…手すりが崩落しているから海には落ちるな?」 
  
 アサシン「クックック…これは又忙しい船だ」 
  
 女戦士「通常の航路から外れてしまえば狭間から出てもそれほど危険は無い…それまでは辛抱」 
  
 アサシン「一度船をしっかり修理した方がよかろう」 
  
 女戦士「海賊のアジトに寄港しても木材が無いでは修理も出来ん…戻るだけ無駄なのだ」 
  
 アサシン「ずっとこの状況か?」 
  
 女戦士「何度も言わせるな…航路から外れれば少しは休める」 
  
 アサシン「見た所大砲は移動式が1門…後はクロスボウか」 
  
 女戦士「何が言いたい?武器の不足は承知…海戦では逃げの一択だ」 
  
 アサシン「こう実情を知ってしまうとさもしいな…今や幽霊船は伝説になろうと言うのに」 
  
 女戦士「フフギリギリを戦い渡って何が悪い?それとも高性能な兵器を使いこなしてるとでも思って居たか? 
  
 アサシン「済まんな…フィン・イッシュも同様にギリギリの状況…幽霊船が加われば状況打破出来ると思って居たが…」 
  
 女戦士「…」ジロ 
  
 アサシン「こちらも同じ状況なのを見て私の浅はかな考えを反省している」 
  
 女戦士「さてアサシン…お前が私に会いに来たのは飛空艇の捜索の件だけではあるまい?」 
  
 アサシン「そうだ…ただ考えが変わった」 
  
 女戦士「貧相な装備を見てか?」 
  
 アサシン「いや…セントラルの狙いはフィン・イッシュ攻略では無さそうだと分かったからだ」 
  
 女戦士「何の話だ?」 
  
 アサシン「まぁ航路を外れて落ち着いてから話す」 
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