25:名無しNIPPER[sage saga]
2022/08/17(水) 23:13:29.53 ID:oerNZX/20
(二人の直ぐ近くの席、カフェオレやパフェを片手に駄弁る女子中学生二人――一人はツインテール、もう一人は頭の花飾りが印象的。花飾りの少女の前にはノートパソコンが置かれている)
黒子「全く散々ですの、大覇星祭以来お姉様は心ここに在らずといったご様子ですし、急な出動でお姉様とご一緒にいられる時間も削られるしで……外泊届と公欠届を慌てて提出して参りましたわ」
初春「私も、今朝公欠届を出してきたところです。ところで本当に現れるんでしょうかね、ルパン三世とやら。最先端の技術目当ての産業スパイならいざ知らず、財宝目当ての愉快犯なんてわざわざこんなとこに来ますか?」
黒子「油断してはいけませんの。相手は天下に名の知れた大泥棒、世界中で指名手配されているとのこと。実際協力機関が襲撃されたわけですし」
初春「私ならこんなセキュリティ対策が万全なところ絶対狙いませんけどね。命知らずもいいとこじゃないですか」
黒子「犯罪者の思考回路なんて理解しようとしても仕方ありませんの。私たちにできることはただ一つ、犯人の目的がなんであれ阻止するということだけですの」
初春「はは、白井さんは相変わらず生真面目なんだから。もう少し肩の力を抜いたらどうです?」
黒子「余計なお世話ですの。あなたこそもっとシャキッとしてくださいまし。ほら、口にクリームついておりますわよ」(紙ナプキンで初春の口をぬぐう黒子)
初春「えへへ、すみません」
(そこへトレンチコートを羽織りソフト帽を被った大柄な男が現れる)
???「君達、白井黒子ちゃんに初春飾利ちゃんだね? 私は外部顧問としてICPOから招聘された銭形幸一だよ。以後よろしく」(懐から警察手帳を出しながら会釈)
黒子「ご高名はかねがね伺っておりますわ。私は常盤台中学1年、風紀委員第一七七支部の白井黒子と申しますの。そしてこちらが――」
初春「はい、同じく風紀委員第一七七支部所属の柵川中学1年の初春飾利です」
「「どうぞよろしくお願いいたします」」(二人で頭を下げる)
銭形「いやいやこちらからもよろしく頼むよ。いやあ、最近の子は礼儀正しくて感心ですなあ」
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