研究員「安価でデジモンを進化させる」
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900:名無しNIPPER
2023/06/20(火) 21:40:40.78 ID:PlYNVC/mo
コマンドラモンの目の前に、スカモン大王の右手のチョップが飛んできて、地面にめり込んだ。

凄まじい轟音だ。

コマンドラモンは、自分の直上にチョップが迫っていることに気付いたから止まったのだ。

スカモン大王『クッソ!もうちょっとで叩き潰せたものを!』

コマンドラモンはスカモン大王の手から遠ざかる。

スカモン大王『無駄だァーーーッ!ぶっとばしてくれるわ!』

スカモン大王は、左手を横に振り、コマンドラモンに思いっきりビンタした。

コマンドラモンは吹き飛び、地面をごろごろと転がる。
…あまりにも戦力差が大きすぎる…早くコマンドラモンをゲートに入れなければ!
私はデジモンキャプチャーをコマンドラモンへ近づけるが…

スカモン大王『させんわ!』

うぅっ、左手でデジモンキャプチャーのゲートを塞ぎやがった!

スカモン大王『ゲホッゴホッ…これで貴様は脱出(だっひゅつ)でひまい!ゴボッ…!』

相変わらずスカモン大王は口を一切動かさずに発声している。

や、やばいぞ…ゲートを塞がれるとは…!
このままではコマンドラモンを撤退させられない。嬲り殺しにされてしまう…!

その時。

「チビシュマーーー!!」

チビマッシュモン軍団が、スカモン大王の体を登り、眼球を攻撃し始めた。
目潰しをする気だ!

スカモン大王『うざいわあああ!』

スカモン大王はチビマッシュモン達を手で払い除けた。
ぼとぼとと地面に落ちるチビマッシュモン達。


スカモン大王『さて、まずはあのクソトカゲから…!ムム?あのクソトカゲはどこだ!消えたぞ!?』

なんと。
チビマッシュモンがスカモン大王に飛びついている間に、コマンドラモンが忽然と姿を消してしまった。

ゲートは未だにスカモン大王の手で塞がれているので、こちらへ逃げてきたわけではないようだ。

どこへ行ったんだコマンドラモン…?



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