悪役令嬢「あんたはあたしみたいだね」腹黒王子「あはは。キミが僕なんだよ」
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16:名無しNIPPER[sage saga]
2022/01/02(日) 23:04:37.17 ID:nMXYXkpFO
「ところでさ」
「なによ、教室に戻らなきゃ……」
「教室まで、手、繋ぐ?」

手か。まあ手くらいなら。もう繋いでるし。
以下略 AAS



17:名無しNIPPER[sage saga]
2022/01/02(日) 23:06:03.52 ID:nMXYXkpFO
「姫もどき」
「なによ、王子もどき」

この頃、そんな呼び方が定着してしまった。
お互いに否定出来ないので訂正することなく性悪コンビは継続している。なんだかなぁ。
以下略 AAS



18:名無しNIPPER[sage saga]
2022/01/02(日) 23:07:48.40 ID:nMXYXkpFO
「王子もどき。あたしは考えた。訊いて」
「訊こうじゃないか」

このままではいけないとは言うまい。あたしは高望みをしているのだろう。それでも手を伸ばすことに意味があると信じているから。

以下略 AAS



19:名無しNIPPER[sage saga]
2022/01/02(日) 23:09:52.99 ID:nMXYXkpFO
「したかったのはあんたじゃないの?」
「余裕ぶって漏らしても知らないよ?」
「おい、お前ら! とにかく落ち着けって!」

挑発を続けつつ席を立ってトイレに向かうあたしたちを家来が必死に止めようと試みる。
以下略 AAS



20:名無しNIPPER[sage saga]
2022/01/02(日) 23:11:35.23 ID:nMXYXkpFO
「もう大丈夫。スカートあるし」
「まあ、それなら平気か」
「平気じゃねーよ……俺を巻き込むなよ」

スカートを下ろしてひと安心。彼氏も許してくれた。家来くんだけトイレの個室で蹲ってしまっている。とりあえず、便座に座った。
以下略 AAS



21:名無しNIPPER[sage saga]
2022/01/02(日) 23:13:21.55 ID:nMXYXkpFO
「なら、せめて俺の見てないところで……」
「待てよ。逃げんなよ」

あたしは何も言えない。男同士の語らいだ。

以下略 AAS



22:名無しNIPPER[sage saga]
2022/01/02(日) 23:19:12.22 ID:nMXYXkpFO
「だから、逃げるな」

王子に命じられた家来くんはしかと頷いて。

「ああ……わかった」
以下略 AAS



23:名無しNIPPER[sage saga]
2022/01/02(日) 23:23:06.29 ID:nMXYXkpFO
「よいしょっと。じゃあ、あとは頼んだよ」
「へ? ちょっと!? ど、どこにいくの!?」
「えっ? あ、おいっ!」

役目は終えたとばかりにかわいいお尻を仕舞って立ち去る王子。取り残されたあたしと家来。めっちゃ気まずい。沈黙してしまった。
以下略 AAS



24:名無しNIPPER[sage saga]
2022/01/02(日) 23:26:13.68 ID:nMXYXkpFO
あけましておめでとうございます。
というわけで、新春・糞SSでした。
久しぶりのオリジナルで、相変わらず汚い内容ですが、縁起物として捉えて頂けると有難いです。

最後までお読みくださりありがとうございました!


25:名無しNIPPER[sage]
2022/01/03(月) 02:45:23.63 ID:N6xrjp95o
今年もよろしくお願いします


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