【ポケモン】あなたと過ごす最後の日【LEGENDSアルセウス】
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9:名無しNIPPER[sage saga]
2022/02/17(木) 13:11:35.04 ID:tgweQ+Xjo
「あたしは確かに、自分から望んで『元の世界』を去りました。まさか自分が時空の裂け目に飲み込まれるなんて思ってなかったけど、確かに望んでこの世界に来たんです」

「……」

「あたしがもといた世界では……あたしなんて、特別でもなんでもない、ただの女の子でした。人より優れたところなんて何もなくて、友達もいなくて……つらい思いや寂しい思いもたくさんしました。どうしてこんな世界に生まれてきたんだろうって、いつも思ってた気がします」


「でも、アルセウスのおかげでこの世界にやってきて……たくさんの人に出会ったり、ポケモンと触れ合ったりして、色々なことに気付けたんです。前を向いて生きていくためにはどうすればいいか。人生において大切なことは何なのか」


「そして、カイさんともお友達になれて……いろんなところに遊びに行って、いろんな楽しいことを教えてもらって。世界って、こんなにも美しかったんだなって、思えるようになりました」

「ショウさん……」

「えへへ……あたし、誰かとこんなに仲良くなれたこと、今までなかったんですよ?」


左肩にもたれかかってくるショウの体温と重みが、今のカイにはたまらなく愛おしかった。

ショウにとっても、カイは「初めてできた友達」だった。

カイはショウを強く抱き寄せる。ショウも抵抗はしなかった。線の細い、身軽で柔らかな体躯。自分より小さなこんな女の子が、荒ぶるポケモンや神々と渡り合っていたなんて、今でもどこか信じられなかった。


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