真希波・マリ・イラストリアス「それにしてもこれで何度目の浮気?」
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3:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/17(木) 21:47:20.61 ID:+aRDnuw3O
「式波。僕、帰るから……」

乱れたシーツを直してから手早く服を着て、真っ暗な部屋を出るために手探りでドアノブを見つけ、アスカの背中に別れを告げた。

「チッ……アスカって呼べ」

アスカの舌打ちを背中を浴びて扉を閉めた。
アスカのアパートから自宅までは徒歩5分。
ポケットから取り出した携帯に着信が1件。

『もうすぐ帰るよん、ワンコくん』

2時間前に届いていたメッセージに返事をする間もなく自宅に到着。既にマリさんは帰宅していて、鍵が開いていた。恐る恐る帰宅。

「お。なんだ、もう帰ってきたのかにゃ?」
「ただいま、マリさん」

マリさんはだらしなくソファに横になっていた。2人で選んだ家具。億劫そうに起きて。

「てっきり今夜は姫のとこにお泊まりかと」

キラリと光る眼鏡の奥から浮気を見透かす。

「……どうして、そう思ったの?」
「だってキミ、姫の匂いが染み付いてるよ」

思わず袖口を嗅ぐとマリさんはにやついて。

「やっぱり姫と会ってたんじゃん」
「……マリさんには敵わないな」
「にゃはは。ほら、おいで」

降参するとソファの隣を叩く。お座りした。


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