【シャニマス】摩美々「事務所対抗サッカー大会?」
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3:名無しNIPPER
2022/05/05(木) 11:39:00.88 ID:+TIzlW0iO
「さあ!決勝に向けて今から筋トレよ!」
「いや、夏葉ちゃん!疲れ残したらダメだから!」
GKの夏葉にツッコミを入れるマネージャーの智代子。夏葉は年長者らしく試合中は抜群のコーチングを見せるのだが…
「ったく、浮かれてんじゃねぇよ」
「でもでも!決勝なんて凄いです!!!」
以下略 AAS



4:名無しNIPPER
2022/05/05(木) 11:40:41.52 ID:+TIzlW0iO
「樹里!樹里!大丈夫なの!?」
「樹里ちゃん!樹里ちゃん!」
「いや、騒がしいな!ちょっと階段でこけただけだっての!」
樹里の怪我が発覚したのは決勝戦の始まる20分前だった。
「これくらい大丈…っつ…」
以下略 AAS



5:名無しNIPPER
2022/05/05(木) 11:41:11.14 ID:+TIzlW0iO
「そもそもアイドル活動に支障が出るわよ。次の試合は休みなさい」
「でも…」
「…」
そんな樹里の様子を摩美々はじっと見ていた。何かがおかしい。樹里は熱い性格ではあれど現実が見えないほどバカじゃない。ここで引かなければ今後の仕事に差し支えるのは明確だ。


6:名無しNIPPER
2022/05/05(木) 11:42:12.06 ID:+TIzlW0iO
「…わかった、夏葉の言う通りにするよ」
「ええ、大丈夫、樹里の分まで頑張ってくるから、ねえ、果穂?」
「はい!!!絶っ対!樹里ちゃんに優勝カップを持っていきます!!!」
「ははは、楽しみにしてるよ」
そう答えた樹里の目はしかし笑ってはいなかった。


7:名無しNIPPER
2022/05/05(木) 11:42:43.65 ID:+TIzlW0iO
「…なあ、摩美々」
「んー?なんですかー?」
みんなが出て行った後、なんとなくロッカールームに残っていた摩美々に樹里が声をかける。何となく、樹里の言動が引っかかり、部屋を出るのが遅くなった摩美々に樹里は秘密を告げる。
「…すまん、やられた」
「…やっぱりねー」


8:名無しNIPPER
2022/05/05(木) 11:43:21.17 ID:+TIzlW0iO
樹里の口から出た『やられた』という言葉。そもそもどこぞの愛すべきリーダーならばともかくとして、彼女ほどの運動神経の持ち主が何もない階段で転ぶなんて考えにくい。
「顔は見たのー?」
「いや、見えなかった…でも逃げる時のユニフォームは…決勝で当たるこだまプロだった」
「…でしょうねー」
決勝戦を控えたタイミングでこんなことをしてくるだなんて相手は決まっているようなものだ。


9:名無しNIPPER
2022/05/05(木) 11:43:58.89 ID:+TIzlW0iO
しかし、こちらも顔は見ていない。事務所の力を使えば知らぬ存ぜぬを通せるということだろう。
「そもそも、あの事務所前もおんなじようなことしたんじゃなかったけー?」
「あぁ、あくまで噂だけどな…」
以前この大会が運動会だった時もこだまプロはプロデューサーが裏で八百長を図っていたという噂がある。


10:名無しNIPPER
2022/05/05(木) 11:45:39.60 ID:+TIzlW0iO
「そういうところは出られないようにしないと意味ないじゃーん」
「まあ、噂は噂だからな…」
決定的な証拠は残さなかったあたり、相当なやり手だったのか、相手がよっぽど優しかったかのどちらかだろう。
「やっぱりアタシ試合に…ってぇ!?」
「無理じゃなーい?」
以下略 AAS



11:名無しNIPPER
2022/05/05(木) 11:46:18.76 ID:+TIzlW0iO
「どうせ、他の子の心配してるんでしょー?」
「…果穂がやられるくらいならアタシがいく」
放クラのこの熱さが摩美々は苦手だった。けれど、この甘さは嫌いじゃない。どことなくアンティーカを思い出すから。
「まーまー、任せてよー」
「お前なぁ…大丈夫なのかよ…?」
以下略 AAS



12:名無しNIPPER
2022/05/05(木) 11:48:24.96 ID:+TIzlW0iO
「ね、ねえ、摩美々ちゃん…?」
「んー?どうしたのー?」
「…大丈夫かな?」
「大丈夫ってー?」
「その…恋鐘ちゃん」
以下略 AAS



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