【シャニマス×ダンロン】にちか「それは違くないですかー!?」【安価進行】 Part.4
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513: ◆vqFdMa6h2.[saga]
2022/11/09(水) 21:53:57.97 ID:nQKkMRrM0

ルカ「……うっ」


首のない死体は椅子から身を起こし、千鳥脚に私たちの前に立ち塞がった。
断面から噴き上がった血が宙でうねり、やがて歌舞伎の隈取りでもするかのように人の顔を象った。
市川雛菜の顔というにもあまりにも不出来な、落書きのようであった。


非\9亡
暗■動けな■怖い■■起き■■わからな■全身が痛■雛■が何をしたの誰■■庇うの■そん■■悪いこ■なの


にちか「うーわ……これ今までの中でも最悪じゃないです?」

美琴「……ちょっと、ギョッとしちゃうね」

ルカ「……」


市川雛菜の骸に対して冷ややかな反応をする二人を見て、私はやけに冷静な視点だった。
気がついた時には私もすでに飲まれてしまっていたが、この二人の反応は明らかに異常……

どう考えたって、こんな状況でこんな反応をするような二人じゃない。
姿、記憶、人格……それらは元の二人と対して変わりないが、それ以外のものが……大切な何かが欠落しているのだ。
そして、それは先ほどまでの私も同じ。
幾多の死に接したことで逆に冷静さを取り戻し、我に返った私からすればこの半日のことが不気味で仕方ない。


(……どうして)


それなのに、体が言うことを聞かない。
私の意識は椅子に縛り付けられたようで、私でない何者かが私を演じているのを見せつけられている。



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