勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の完結
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15:名無しNIPPER[sage saga]
2022/06/30(木) 20:10:17.86 ID:KpvTj3yS0
盗賊「なんだ妖精が居るんか…どうも俺は鈍感らしくて見えんのだ…どこよ?」キョロ

女海賊「目の前飛んでんだけど…」

盗賊「んん?…やっぱ見えんな…俺にゃなんとか遺伝子が足り無ぇんだなぁ…」

女海賊「あぁそれ…商人か情報屋に教えて貰ったんだね?」

盗賊「まぁ難しくて分からん」

女海賊「ほんでどっか行くん?」

盗賊「気球に帰るんだ…俺の寝床は気球だからな」

女海賊「あ!!商人の荷物は飛空艇に移しといたから」

盗賊「そうか…ほんじゃ俺の寝床は飛空艇にすっか」

女海賊「え?どゆこと?」

盗賊「一応あいつの物を守ってるつもりなんだがな」

女海賊「そういう事か…あの大型気球はこれからどうすんの?」

盗賊「エド・モント砦に降下する訓練はしばらくやりたいらしい」

女海賊「いつ頃やる想定なん?」

盗賊「負傷してる兵隊がもう少し回復したらだろうな…まぁ10日くらいじゃ無いか?」

女海賊「てか向こうの状況分かってんのかなぁ…結構厳しいと思うんだけど」

盗賊「魔女がお前の眼を見てちゃんと分かってんぞ?降下訓練も実践を想定した動きやってんのよ」

女海賊「なる…」

盗賊「もう人員の配置場所とか降下場所…その後のルートも決まってるらしい」

女海賊「うわヤバ…考え甘いの私の方だな…」

盗賊「そこら辺は女戦士に聞いた方が良いな…あいつは地下から行くトロッコ組の指揮取る様だから」

女海賊「別行動するとバラバラになるんじゃね?」

盗賊「貝殻だ…司令塔は魔女が担当する」

女海賊「あれ?兵隊達が使う通信機は?」

盗賊「そうかお前何も知らんのだな…その通信機で傍受されるから今は一切使って無いのよ…だから他の隊が音信不通なんだ」

女海賊「傍受…エド・モント側に動きがバレて何か起きてんの?」


そもそもな…エド・モント砦の機械が通信の中心端末だったらしい

キ・カイの軍隊が分断しちまったのも恐らく通信の偽情報が原因だった訳よ

今回のような事は10年前にも起きててよ…そん時はオークを捕らえて奴隷化してたんだが

偽情報に気付いた連中はキ・カイ軍隊を離脱してオーク側に離反したそうだ

それが当時機動隊と呼ばれていた連中…そいつらは古代遺跡で発掘した古代の兵器を持ったままどっか行っちまんたんだ

ほんで今回オークを攻め入った本当の目的はそいつらの掃討と古代の兵器を奪取する事…

その事実は一般には一切伝えられて居ない…政治家も含めてな?




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