エンド・オブ・ジャパンのようです
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279: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2024/07/22(月) 23:27:38.80 ID:XXdSh8X20
依存、誤認、逃避。上げた可能性は何れもリアリティはあるけど、今ひとつ決定打に欠ける。
別に好都合なら細かいことは気にせず状況を甘受してしまっていいじゃないかと私自身思うけど………数多の戦場で培った“勘”が、その妥協を拒絶する。

何かが、危ういと。

(とは、言ってもねえ。結構色んな角度から考察してみたけど、どの可能性も微妙に合致しない部分があるし………まさか本気でこの場の全員がたまたまウチの連中も真っ青なバッキバキの精神力持ちってことじゃ────)

確かに、一つ一つの可能性を“別々”に考えた場合、そのどれも条件が合致しきらない。

でも、“全ての条件が満たされているから”だとしたら、どうだろうか。

例えば、私の到着を待つまでもなく、既にこの防衛陣地に籠もる人々は“縋る相手”を見つけているとしたら。

例えば、楽観視ではなく、自分たちが生還できる、この状況を打破できることに何らかの確信を得ており、その打破に至る材料の一つが「私の保護」であったとしたら。

例えば、誤認でも逃避でもなく、全員が確固たる希望を抱き、それに向けて立ち働いているのだとしたら。


例えば。












「───艦娘・叢雲さんですね?」

例えば、誰かしら極めて優れた手腕とカリスマ性を持つ“指揮官”が人心を掌握していたとしたら。

その指揮官がこの陣地内の人間に、彼女ならきっと何とかしてくれると盲信されているとしたら。

この異様な空気の全てに、合理的な説明がつけられる。


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