165: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/05(土) 14:00:29.76 ID:Ya9HaHl50
  
 この広いダリアシティのどこかって……。 
  
  
 侑「ヒ、ヒントとかは……?」 
  
 にこ「そうねぇ……ジムリーダーは確実にダリアシティの中にいるわ。さすがにそれは守られてないとフェアじゃないからね」 
  
 侑「み、見た目とかは!?」 
  
  
 そこらへんで歩いている人の中にジムリーダーが紛れてたら、さすがにわからないよ……。 
  
  
 にこ「仮にもジムリーダーよ? 雰囲気でわかると思うわ」 
  
 リナ『意外に雑……』 ||  ̄ ᇫ  ̄ || 
  
  
 まあ、確かにジムリーダーって貫禄のある人ばっかりだけど……。 
  
  
 にこ「あと、人に協力を頼むのはありよ。上手に人を頼るのも能力の一つだからね。それこそ、一緒にいるそこの貴方、えっと……」 
  
 歩夢「は、はい! 歩夢です……!」 
  
 にこ「歩夢に協力してもらっても、全然構わないってことね。それとこの課題への参加証明として、ポケギアの番号を教えて頂戴。何かあったときに連絡することもあるかもしれないから」 
  
 侑「あ、はい」 
  
  
 言われたとおりににこさんに、自分のポケギア番号を伝える。 
  
  
 にこ「ありがと」 
  
 リナ『ルールはそれだけ?』 || ╹ᇫ╹ || 
  
 にこ「あとそうね……フェイクジムリーダーのことは、街の外に出たら口外禁止ってことだけ守ってくれればいいわ。こんなジムだから、街では事情を知ってる人も結構多いから、ダリアシティ内でまで口を噤んでおけとは言わないわ。他は何かある?」 
  
 侑「わ、わかりました! とにかく、街のどこかにいるジムリーダーを見つけて、バトルして勝てばいいんですよね!」 
  
 にこ「ええ、そうよ。それじゃ、健闘を祈るわ、侑」 
  
  
 ……というわけで、ダリアのジム戦は予想外にも、人探しから始めることになりました。 
  
  
  
  
  
     🎹    🎹    🎹 
  
  
  
  
  
 歩夢「侑ちゃん、どうする……?」 
  
 侑「……とりあえず、街の人に訊いてみよう!」 
  「ブイ」 
  
 リナ『聞き込みは基本。ルール的にもOKって言われてた』 || ╹ ◡ ╹ || 
  
  
 とりあえず、近くを歩いている白衣を着た通行人に声を掛ける。 
  
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