885: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/11(日) 19:10:50.00 ID:6zYh2+nI0
かすみ「今、警察って言いませんでした……?」
リナ『ジムリーダーは街の治安維持も仕事だから、警察から連絡が来ることもあるとは思う』 || ╹ᇫ╹ ||
しずく「うん……何か、あったのかな?」
かすみ「なーんか、嫌な予感がしますぅ……」
ひそひそと話しながら、通話の行く末を見守っていると、
真姫「………なんですって?」
真姫さんの眉間にシワが寄るのがわかった。──そのまま目を細めて通話先の話を聴き、
真姫「……わかった。すぐ行くわ」
そう返して、通話を切った。
そして、かすみちゃんに向かって、
真姫「ごめんなさい……ちょっと、急用が出来て、どうしても出なくちゃいけなくなったわ」
申し訳なさそうに、そう伝えて来る。
かすみ「や、やっぱり……」
真姫「本当にごめんなさい……」
かすみ「あ、あのぉ……それじゃ、ジム戦……いつなら出来ますか……?」
真姫「……ちょっと、本当に緊急事態だから、しばらくジムを閉めるかもしれないわ」
かすみ「ええ!? そ、そんなぁ……!」
真姫「本当に急ぐから申し訳ないけど、ジムは他の場所から巡って頂戴」
それだけ残すと、真姫さんは私たちの横を通り過ぎ、駆け足でジムから立ち去ってしまった。
かすみ「ま、またこのパターン……」
リナ『かすみちゃん……ドンマイ』 ||  ̄ ᇫ  ̄ ||
しずく「ここまで来ると、なんて声を掛ければいいやら……」
かすみ「……もう、いいです。慣れました……」
がっくりと肩を落とす、かすみちゃん。
しずく「と、とりあえず、ポケモンセンターのカフェスペースにでも行こ! ね?」
かすみ「……うん」
とぼとぼとジムから出ていくかすみちゃんと、そんなかすみちゃんを慰めるしずくちゃん。
歩夢「侑ちゃん、私たちも行こっか」
侑「う、うん」
とりあえず、ジムリーダーがいなくなってしまったし、この場にいても仕方ないので、私たちは一旦ポケモンセンターへと移動することに……。
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