968: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/16(金) 01:36:07.96 ID:eLOLjL7n0
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クロユリは非常に自然豊かな町で──雰囲気としては、林の中に点々と民家が建っている、そんな印象を受ける町だ。
侑「なんだか、今まで来た町とは全然印象が違うね……」
リナ『クロユリは、自然を大切にする町だからね。むしろ、自然の中に住まわせてもらってるって考え方みたい』 || ╹ᇫ╹ ||
歩夢「人口も少ないんだよね。……確か、オトノキ地方の町の中だと……今はヒナギクよりも少ないんだっけ……?」
リナ『うん。地方の中では、住んでる人が一番少ない町のはずだよ』 || ╹ᇫ╹ ||
侑「でも、この町は強いトレーナーが多いんだよね! 住んでる人ほとんどがトレーナーらしいよ!」
歩夢「そうなの?」
リナ『これだけ自然に囲まれてると、町中でも野生のポケモンが出るからね。そういう環境で暮らしてると自然とポケモントレーナーとして戦えるようになってるみたい』 || ╹ ◡ ╹ ||
そして、そんな町で生まれ育った強者……それが、オトノキ地方最強のジムリーダー・英玲奈さんだ。
侑「英玲奈さんと戦えるなんて……想像しただけでときめいちゃうよ……!」
リナ『ときめくのはいいけど、油断しないでね』 ||  ̄ ᇫ  ̄ ||
侑「大丈夫大丈夫! バトルは全力でやるから!」
みんなで話しながら、林の間を抜けていくと──間もなくクロユリジムが見えてきた。
侑「よし……たのもー!!」
ジムの扉を押し開けて入る。
すると、ジムの中央で、目を瞑って待っている人が一人。
もちろん──
侑「ほ、本物の英玲奈さんだ……!」
英玲奈「……挑戦者か」
侑「は、はい! 侑って言います!」
英玲奈「私はクロユリジムのジムリーダー・英玲奈だ。ジムバッジはいくつだい?」
侑「5つです!」
英玲奈「わかった。難しい言葉は必要ないな。自らを語るよりも、お互いポケモン勝負をした方が早いだろう。バトルスペースにつくといい」
侑「は、はい!」
噂通りのストイックな感じ……! なんかドキドキしてきちゃった……!
英玲奈「使用ポケモンは4体。全て戦闘不能になった時点で決着だ。構わないね?」
侑「はい! よろしくお願いします!」
私はボールを構える。
英玲奈「クロユリジム・ジムリーダー『壮烈たるキラーホーネット』 英玲奈。さぁ、存分に戦おう」
私と英玲奈さん、両者が同時にボールを放って──バトル、開始です!!
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