107: ◆xMUmPABXRw[sage saga]
2022/11/27(日) 16:53:49.00 ID:EM6Mdgk00
「プロデューサー君。今、すっごく失礼なこと考えてなかった?」
「よし、シメる♪」
「お、落ち着いて下さい。感心してただけですよ?」
川島瑞樹との付き合いは長いが、最近は特に考えていることが読まれるようになっている気がする。
アイドルとプロデューサーとなり、共にする時間が増えたのもあるのだろうか。
「それで、どんな子をスカウトしてきたの?」
片桐早苗はホウキを手にとって、床を掃いてくれていた。
「ふふっ」
机を拭きながら、川島瑞樹が笑う。
「あら、もしかして?」
川島瑞樹の仕草から片桐早苗はなにかを察したようだ。
ここ何分か、この件についてろくに言葉を発していないはずなのに、順調に外堀が埋まっているのを感じる。
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