26: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/16(金) 18:01:14.17 ID:eLOLjL7n0
  
 千歌「……っ」 
  
  
 床に伏せる私に向かって、 
27: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/16(金) 18:01:52.48 ID:eLOLjL7n0
  
 振り下ろされる、陽光の剣に向かって──バクフーンが口から業炎を噴き出す。 
  
 陽光のエネルギーを押し返すように、燃え盛る爆炎。 
  
28: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/16(金) 18:02:38.01 ID:eLOLjL7n0
  
 せつ菜「出てきなさい──デンジュモク」 
  「────ジジジジ」 
  
 千歌「2匹……目……?」 
29: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/16(金) 18:03:48.61 ID:eLOLjL7n0
  
 せつ菜「……」 
  
 果林「主人と引き離されないように、最後の力でボールに戻ったみたいね……よく訓練されてる」 
  
30: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/17(土) 16:00:14.14 ID:Lud+ZHkk0
  
 ■Chapter050 『終わりの頂』 【SIDE Yu】 
  
  
  
31: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/17(土) 16:00:53.15 ID:Lud+ZHkk0
  
 かすみちゃんたちが驚くのも無理はない。 
  
 ただでさえ、標高が高いのに──その階段はさらにずっと先……遥か遠くまで伸びていたからだ。 
  
32: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/17(土) 16:01:24.75 ID:Lud+ZHkk0
  
 私たちは階段を登り始める。 
  
  
  
33: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/17(土) 16:08:39.99 ID:Lud+ZHkk0
  
 侑「ん……?」 
  「ブイ?」 
  
 歩夢「侑ちゃん? どうかしたの?」 
34: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/17(土) 16:09:28.10 ID:Lud+ZHkk0
  
 侑「……え?」 
  
 歩夢「あ、あの人たちって……!?」 
  
35: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/17(土) 16:10:01.73 ID:Lud+ZHkk0
  
 侑「歩夢はここで二人を診てあげて!! 行くよ、イーブイ!!」 
  「ブイッ!!!」 
  
 リナ『私も行く!!』 || ˋ  ᨈ  ˊ || 
36: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/17(土) 16:10:41.66 ID:Lud+ZHkk0
  
 かすみちゃんに押し倒される形で、前に倒れこむ──と同時に、私の頭の上を火の玉が通過していった。 
  
 ハッとして顔を上げると──せつ菜ちゃんの奥に、もう一人いることにやっと気付く。 
  
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