224: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/20(金) 12:36:03.60 ID:WJiIP5Z70
そう、イーブイは──親ガルーラの手を離れた瞬間、ガルーラのお腹のポケットに潜り込んで姿を隠していた。
膨れ上がる光を纏いながら、ガルーラの顎下目掛けて、飛び出した。
侑「“ブイブイブレイク”ッ!!!」
「──ブゥゥゥゥゥイィィィィィィィィッ!!!!!!!!」
「ガァルッ!!!!?」
真下から、猛烈な突進で顎を突き上げられた親ガルーラは──そのまま、宙に浮きあがり、空中で何回転もしたあと──
「ガァルッ…!!!!?」
地面に落下し、
「ガ、ァァル…」
力尽きて、戦闘不能になった。
それと同時に──親が戦闘不能になったことで、メガシンカのパワーも失ったのか、
「ガ、ガル…」
子ガルーラが元の小さい子供の姿に戻っていく。
「ブイッ!!!」
攻撃を終え、着地したイーブイが鳴き声をあげると──
「ガ、ガル…」
子ガルーラは大慌てで、倒れた親ガルーラのポケットの中に逃げ込むのだった。
もう子ガルーラに戦闘の意思はないと見ていいかな。
つまり──
ランジュ「……う、うそ……」
ミア「……ランジュのポケモンは3匹とも戦闘不能。……決着だね」
侑「……いやったぁぁぁ!! 勝ったよ、イーブイっ!!!」
「ブイィィ♪」
フィールドに駆け出し、イーブイを抱きしめる。
そして、それと同時に──
かすみ「せんぱーいっ!! 信じてましたよ〜!!!」
せつ菜「侑さんっ!! やりましたね!!」
かすみちゃんとせつ菜ちゃんが駆け寄ってくる。
侑「うんっ!」
そして、その後ろから、
歩夢「侑ちゃん……!」
駆け寄ってきた歩夢が、二人をすり抜けるようにして、抱き着いてくる。
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