226: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/20(金) 12:39:00.03 ID:WJiIP5Z70
ランジュ「や、やっぱりダメよ……ランジュがいたら、輪が乱れちゃうでしょ……!」
かすみ「はぁ……ランジュ先輩、まだわからないんですか」
ランジュ「え……な、なにが……?」
せつ菜「私たちは皆、ポケモンバトルを通して、全力でぶつかり合った者同士──ランジュさんの強さは私たちが一番理解しています!!」
しずく「これから挑むことになるのは……地方を守ってくれていた伝説の龍神様。今、私たちは……頼もしい仲間を必要としています」
かすみ「かすみんたちはランジュ先輩と一緒に戦いたいって言ってるんですよ!」
ランジュ「で、でも……ランジュは……」
歩夢「ランジュちゃん」
歩夢が前に歩み出て、ランジュちゃんの手を握る。
ランジュ「あ、歩夢……」
歩夢「やっぱり、気が引けちゃう?」
ランジュ「それは……そうよ……。……貴方たちは仲のいいお友達同士で……そこにランジュが入っても……」
侑「じゃあ、ランジュちゃん」
歩夢が握った手の上から──私もランジュちゃんの手を握る。
侑「私たちと──友達になって!」
ランジュ「……え」
ランジュちゃんは私の言葉に目を丸くした。
ランジュ「……いいの……?」
歩夢「うん、こっちからお願いしたいくらいだよ♪」
せつ菜「というより……全力でバトルをしたら、もうそれは強敵と書いてトモと読むんです!! それが習わしですから!」
かすみ「いや、それはなんか意味が違うような……」
しずく「ふふ♪ まあ、どういう友達になるかは、人それぞれでいいんじゃないかな♪」
ランジュ「ランジュも……お友達になっていいの……?」
かすみ「だから、さっきからそう言ってるじゃないですか!」
リナ『戦って、わかり合って、お互いを知って、繋がり合えたら、もうみんな友達だよ!』 || > ◡ < ||
みんなの言葉を聞いて──
ランジュ「…………っ」
ランジュちゃんは目の端に涙を浮かべる。
栞子「ランジュ」
栞子ちゃんが、ランジュちゃんに歩み寄り──抱きしめる。
ランジュ「栞子……」
栞子「みんなで……解決しましょう。……私たちはもう……みんな、お互いを支え合う仲間なんですから」
ランジュ「……うん……っ」
ランジュちゃんは、
ランジュ「……うん……っ」
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