487:1 ◆ZXqVVWPHtc[saga]
2023/05/07(日) 14:36:32.45 ID:rs3FrmGi0
┏──────────────────────────────────┓
及び拓跋猗盧が敗乱し、
晋人が逃げて帰属した際、劉琨は平城において帰属した彼らを受け入れました。
将軍箕澹はこれらの晋人が久しく僻遠の地に在り、
488:1 ◆ZXqVVWPHtc[saga]
2023/05/07(日) 14:38:17.71 ID:rs3FrmGi0
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段匹磾は劉琨が王室の大臣であるのを理由に、
己の威重を奪われるのを怖れ、劉琨を忌む様子が外へ明らかになるようになりました。
劉琨はこれを知ると、段匹磾の下に久しく留まれないと考慮し、
489:1 ◆ZXqVVWPHtc[saga]
2023/05/07(日) 14:39:24.63 ID:rs3FrmGi0
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段匹磾は兄の段疾陸眷が亡くなり、嗣子が幼弱であったために、喪に参じて兄の国を奪おうと欲しました。
また、自身が国を欺き家を凌ぎ、
邪心を抱いて禍を楽しむのを父母や宗族が許さないと考えました。
490:1 ◆ZXqVVWPHtc[saga]
2023/05/07(日) 14:40:09.35 ID:rs3FrmGi0
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百姓は段匹磾が死んだと言い、皆が劉琨に味方しようとしました。
もし、劉琨に段匹磾を殺害する心があれば、
容易に擒にできたはずで、再び人の力を借りる事はなかったでしょう。
491:1 ◆ZXqVVWPHtc[saga]
2023/05/07(日) 14:41:47.83 ID:rs3FrmGi0
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これより後、上下の心が離れたため、
段匹磾は胡人と晋人を引き連れて上谷郡へ居を移そうとしました。
劉琨はこれに深く反対し、厭次へ移って南の朝廷を頼るよう勧めました。
492:1 ◆ZXqVVWPHtc[saga]
2023/05/07(日) 14:42:24.77 ID:rs3FrmGi0
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劉琨は殺害される前、段匹磾に禍心があるとして、臣らにこう語りました。
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493:1 ◆ZXqVVWPHtc[saga]
2023/05/07(日) 14:42:55.74 ID:rs3FrmGi0
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言葉には悲憤があり、左右の者を動かしました。
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494:1 ◆ZXqVVWPHtc[saga]
2023/05/07(日) 14:45:08.98 ID:rs3FrmGi0
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段匹磾は劉琨を殺害すると勝手に誹謗を加え、劉琨が神器を狙って反逆を謀ったと言いました。
劉琨に公孫述や隗囂のような頑迷な悪心はありませんし、韓信や黥布のような誅殺を恐れる心もありません。
495:1 ◆ZXqVVWPHtc[saga]
2023/05/07(日) 14:45:57.33 ID:rs3FrmGi0
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段匹磾は劉琨の殺害を陛下の密詔であると称していました。
劉琨が有罪であると信じて陛下が誅を加えられるのなら、
市場において人々の前で棄死すべきであり、風俗の異なる小人に命じてはならないのは明白です。
496:1 ◆ZXqVVWPHtc[saga]
2023/05/07(日) 14:48:15.98 ID:rs3FrmGi0
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段匹磾は憚る所なく、乱を恃みに殺人を働き、
偽りの王命によって鼎臣を虐殺し、諸夏の名望を辱めて王室の法を損ないました。
これが堪えられるのなら、堪えられないものなどあるのでしょうか。
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