6:1 ◆wo2YGzppho[sage]
2023/06/05(月) 06:28:32.57 ID:J/mDQ71j0
運動会が終わってクラス委員でクラスの写真選びの希望を仕分けてるとき、西村さんに私と高田くんとのツーショットを見せてみた。
これで西村さんの高田くんへの好感度を測れると私は思っていたからだ。
でも西村さんはこれをスルー。
というか西村さんが天然なのか、「かっこいい」と言ってきた。
その言葉に、私は困惑しながらも少しホッとした。
それは高田くんのことを好きなのかはわからなかったけど、今はまだ特別な感情は持っていないと思ったから。
そのあとに高田くんが来て、そのまま三人で下校した。少しだけ高田くんに近づけて私は嬉しかった。
そして少しだけ西村さんの気持ちを理解できた……のかもしれないのがうれしかった。
それから、クラス委員でたまに残る日には西村さんと会話しながら作業をするのが楽しくなっていた。
まるで私が西村さんを独占してるみたいで。………って、私は高田くんが好きなのに何考えてるんだろう……?
まあでも、友だちと一緒に作業に取り掛かることができて嬉しかったのは事実だけど………。
とまあ、こんなふうに自分でもよく分からない感情に言い訳をしながら、そんな日々を楽しんでいた。
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