アルティメット寿司じゃんけん 番外編2【安価】
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287: ◆R39XEzWXr6[saga]
2024/05/20(月) 00:51:02.98 ID:Fh/XmmWy0
審判「勝者、妹!」

妹「……えっ!?」

妹「き、棄権……? どうして! まだ勝ち目はあったのに……」

覇佐美「勝ち目……? ふざけてんのか!? 1/2、1/3の読み合いを何百回も勝てるかよ!」

妹「それは……そうだけど……私も私が99.99%勝つって思ってたけど!」

妹「でもそれは0.01%ぐらいは勝つ確率が……いやそれもなんか違うな……別に試合に勝てなくても後何回読み勝てるかとかそーいう……とにかく! 少なくとも棄権しなかったら後1ターン長くアルティメット寿司じゃんけんができたんだよ!?」

覇佐美「勝てなければなんの意味もないッ!」

妹「……!」


加三「……覇佐美。散々な結果だったな」

覇佐美「っ、待ってくれよ! まだ慣れてないんだ……もう負けたりしないから、ずっと、ずっと勝つから!」

加三「ふん……まぁ、いい。私の調査不足もあったしな……」

加三「何より、『絶対に勝つ』という使命を忘れていないのなら、また使ってやる……だが、二度はないと思えよ」

覇佐美「……!」

覇佐美(あんなのはマグレだ……この俺が、加三さんと伊和以外に負けるもんか……!)


妹「……」ムスッ

後輩「初白星おめっとさーん! ……って感じじゃあないな」

妹(……悔しい! 何でか分かんないけど……勝ったのに、今までのアルティメット寿司じゃんけんで一番悔しい!)

後輩「まっ、いいか。じゃあ中堅戦行って来いよ宇宙人」

後輩「ちなみに勝っても負けてもどっちでもいいぜ。寝起きで少し体を動かしたい気分だからな……!」

宇宙人「じゃあ今すぐ中堅戦に出てくれ。私の代わりに」

後輩「なんで?」

宇宙人「……不本意だが、私よりお前の方が勝率が高いからだ」

宇宙人(大将で待つ加三……奴との戦いまでもつれ込むのは、避けるべきだ)

後輩「……ふーん? まぁいいや。そんじゃサクっと勝ってきますか……中堅戦!」ザッ


伊和「……」ザッ



——つづく——


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