アルティメット寿司じゃんけん 番外編2【安価】
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530: ◆R39XEzWXr6[saga]
2025/05/22(木) 22:38:50.21 ID:apNjF40p0
田中「ここからが読み合い、だな」
高菜「……ん? さっきのターン『エナドリ』ではなく『盾殴り』を購入していれば、そこから『盾殴り』5連打で勝ちだったのでは……」
田中「それだと次のターンに『おしゃべり禁止令』を撃たれて負ける。パワーで勝ってても効果ダメージは相殺できないからな」
田中「だがその『おしゃべり禁止令』を『エナドリ』で無効化すれば、HPは6対5でエナジーは互いに0! この条件なら削られきるより早く『盾殴り』の購入が間に合う」
高菜「え? 『エナドリ』でHPを5回復しても『おしゃべり禁止令』で1ダメージ受けるんですから……刀の残るHPは5では」
田中「『エナドリ』のダメージ軽減効果は効果ダメージも対象になる。比較するなら……『防御』のテキストはパワーのみを対象にしてるが、『エナドリ』はダメージを対象にしてるからな。パワー計算によるダメージも効果ダメージも区別せず両方軽減する」
高菜「なるほど……しかし『エナドリ』を見越して『溜め』られたら……ステータスはHP6エナジー0対HP5エナジー2……『盾殴り』の購入も普通の撃ちあいにも勝てませんね」
田中「だが更にそれを読んでこっちも『溜め』で合わせれば……勝ち確定ではないが、今より一つ有利な読み合いに持っていける」
刀(つまり俺はここで読み勝ってもまだ勝ち確定ではないが……)
伊和(私は読み勝てばそのまま必ず勝ち! 私にとって有利な読み合い!)
伊和(私にこの有利を譲ったこと、ここで後悔させてやる! もう一度結晶の力を全開に……)ジジッ
グラァッ
伊和「ぐっ……!?」ドサッ
伊和(なんだ、体に力が、入らな……)
審判「伊和選手、大丈夫ですか?」
伊和「だ、大丈夫です! まだ戦えますから……っ!」ググッ
伊和(体力の限界……!? やはり)
刀「やはりさっきの全開状態は消耗が激しいみたいだな」
刀「俺は大して頭を使ってなかったんで、まだまだやれるが……!」
伊和「! さっきの一手は展開を読み合いに持っていくだけではなく、温存の一手でもあっただと……!?」
刀「無論だ。決勝戦のことを考えれば、あんたごときに使う体力なんかないんだよ!」
伊和「くっ……!」
伊和(馬鹿な……この私が追い詰められている……!?)
伊和(さっきの読みもそうだ……さっき私が盤面に躍起になっている間、奴は盤面だけではなく私も見ていた。そして今は私の先を見ている……! 視野の広さ……それが私に足りないものなのか!?)
伊和(……いや、違う。視野の広さだろうがなんだろうが、今の私に足りないものなんてない! 穴は埋めた! 埋まったんだ、この結晶で!)
伊和「負けて……たまるかッ!」
伊和(ここは……↓1で行く!)
1.結晶のパワーを全開だッ!
2.結晶のパワーを落とす
↓1
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