デジタルモンスター研究報告会 season2
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435:名無しNIPPER
2023/07/31(月) 23:44:06.32 ID:x3HohwMoO
その時、クルエの声がした。
「このサラマンダモンさん、人の声やチャットに反応しますよー」

お、ほんとに?

「お腹すいた?って聞いたら首を縦に振ってました」

や、やはり…
人間に育てられたのは確定だ。

『あのスカモン同様、高い言語能力を持っているようだねぇ?んん?用心した方がいいのではないかな?』

お…お言葉ですがスポンサーさん!
私はこのサラマンダモンが、クラッカーの罠とは限らないと思います。

『ほほう!何故だね!』

理由は3つ。
1つ目ですが…、デジタマは金になると言いましたね。
これほどきちんと言うことを聞く母体デジモンなら、変な罠として使うより、殖やしてデジタマを仲間のクラッカーに売ったほうが儲かるのでは?

『それはケース・バイ・ケースではないかね?君達の研究設備をマルウェアで破壊することも彼らにとって後々利益を生むはずだ』

あっそれはそうですね。ハイ。

『それで2つ目は?』
2つ目ですが…
デジタマを焼くように仕込む意味がない!
デジタマを普通に放置するように育てた方が、金の匂いをちらつかせられるのでは?

『奇行で人目を引いて目立つためではないのかね?』

デジタマを焼くようにした場合、このサラマンダモンが野生デジモンに殺されたら計画は破綻します。
しかしデジタマを残すようにして、そこにもマルウェアが遺伝するようにしていたのなら、デジタマを産んだ数だけブービートラップデジモンが生き残って拾われる可能性が高くなるわけですよ。
そうした方が確実だったのでは?

『世代を重ねると、与えたマルウェアが遺伝子の中で変異して、元の想定どおりに機能しなくなる可能性があるのでは?』

うっ…たしかに…!
くそぅスポンサーさんつよい…どうする…!

『3つ目は何かなケン君』



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