450:名無しNIPPER
2023/08/02(水) 23:19:49.39 ID:CVonZoJoO
まずはサラマンダモンの体表の温度を調べてみる。
…30℃。
両生類型デジモンとしてはやや高めだが、予想よりもずっと温度が低い。
メラメラと炎が燃えているように見えるのだが…!?
…これは本当に炎なのだろうか。
乾燥した枯れ草を拾ってきて、サラマンダモンの炎へ近づけた。
…燃えないな。
炎が燃え移らない。
加熱されてすらいない。
『クワァ〜』
…サラマンダモン君。
体の炎を熱くできる?
『クワッ!』
サラマンダモンが力むと、体表を包む炎の温度は一気に上がった。1500℃だ。
枯れ草はメラメラと燃える。
やがて、サラマンダモンは炎の温度を下げた。
『クワァ〜』
どうやら密室で炎を燃やし続けると、高温になり、酸欠になることを分かっているらしい。
空気を循環させているから心配ないが、賢いな。
…さて。
どうやら、サラマンダモンを常に包んでいるものは、どうやら炎ではないらしい。
意識すれば実際の炎を出せるようだが。
なんだこれは?
熱をほとんど伴わず、赤くゆらめく光だけが出ているようだ。
ウミホタルやカブトクラゲがやるような、ルシフェリン・ルシフェラーゼ反応による生物発光だろうか…?
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