467:名無しNIPPER
2023/08/03(木) 00:48:04.39 ID:WjBUwhWcO
「…それが何だと言うんだカリアゲ…?思い出を羅列したようだが、どの情報も飼い主の特定には至らない。もう聞き飽きたぞ」
「待ってくれよ!!クラッカーってのは、デジモンにこんなに…愛情を注いで!いろんなとこに連れてって!一緒に触れ合うもんなのかよ!!」
「…」
「あのスカモンもそうだったと思うか!?リーダー!」
「…」
「そんな優しい飼い主が…サラマンダモンをブービートラップに使う悪党だなんて…俺には思えねえ…!思えねえよ!」
「だがそのサラマンダモンを、飼い主は捨てたんだぞ、カリアゲ。そういう奴だったんじゃないのか」
「…それでもだ!なにか理由があったんじゃねえのか!?デジタマを増やせない理由とかよ!そのまま無理に世話し続けても、生き延びさせられないとかさ…!」
「…そう言われても」
その時。
拍手が聞こえてきた。
『…カリアゲ君。ようするにこう言いたいのだね。クラッカーがブービートラップにしたと考えるには…あまりにも、飼い主が世話を焼く時間を使いすぎていると。そういうことだね?』
「…スポンサーさん…。そうだよ…俺は、ここまでデジモンと心を通わせて、長い時間触れ合って、幸せにしてあげようとする奴がいるとするなら…それはクラッカーじゃねえと思うんだよ…!」
『…そう吹き込んだだけかと、一瞬考えたが…。ここまで根気強く、思い出を聞き出す者がいるなんて、クラッカーの計算外だろうねぇ』
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