デジタルモンスター研究報告会 season2
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474:名無しNIPPER
2023/08/03(木) 01:20:58.31 ID:WjBUwhWcO


その後。
私とクルエは、カンナギエンタープライズジャパンへ向かい、神木さんへサラと思われる個体の顛末を話した。

「…拾ってくれたのが君達でよかった。ありがとう」

疑問があります。

サラはデジタマを産みすぎたと言っていましたが…
そのデジタマを、他の誰かに譲ることはできなかったのですか?

「誰にだ?他の国の支社にか?社外にか?」

前者でしょうか。

「…キリがないだろう。増え続ければやがて秘密は漏れる。サラの存在を知るものは、日本支社の最上層部だけだ」

…なるほど。
社外には譲れるわけありませんよね。



あのサラマンダモンから、あなた達の情報が漏れる可能性は危惧していなかったのですか?

いろいろ話してくれましたよ。
保護したのが我々でなくクラッカーだったらどうするつもりだったんですか?

情報だけでなく力も利用されていましたよ。
破壊活動用デジモンとして。

「…サラをどうするか…話し合いの中で、機密保持のために殺処分すべきという声も上がったよ。だが我々にはできなかった」

…。

「野に放つのは、無責任な…重大なセキュリティインシデントだ。会社の利益のためには、殺処分した方が絶対に合理的だったんだ」

…できなかったんですね。

「何もかも中途半端だろう?最低だと、自分でも思っている」

…でも、それでよかったと思いますよ。
飼育し続けるのが無理である以上、殺処分するのが善い判断とも私には思えません。

「…我々は、クラッカーに勝てないかもしれないね」

そんなことで張り合いたくも勝ちたくありませんとも。


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