デジタルモンスター研究報告会 season2
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635:名無しNIPPER
2023/08/14(月) 10:13:02.03 ID:tI9r/lqfo
さて…
ちょっとデジドローンを飛ばして、ディノヒューモン農園を観察してみよう。

別に蛮族達のように野菜泥棒をしようとしているわけではないので安心してほしい。



農園を見ると、カメモンやブイモンなどの成長期デジモン達が、石器のハンマーで畑の柵を修復している。

こないだの蛮族の襲撃によって破壊された設備を直しているのだ。

何事も、破壊は容易だが、修復するのは大変なのである。



ディノヒューモン達は、道具を使うことができる。
ただし今使えるのは、石器や木材、骨…そして原始的で脆い、『土器』と呼べなくもない土の器などだ。

まだ金属を精錬する技術は持っていない。
ディノヒューモンが背中に抱えている大きな鉄の剣は、ベタモンからの進化と同時に出現したものであり、技術的に複製できるものではない。

しかし、デジモン達の中には、金属に匹敵する硬度の爪や甲殻をもつ種もいる。
それらを仕留めて解体すれば、金属のナイフと遜色ない性能の道具が手に入るのである。



そんなディノヒューモンは…
農園にて、よくわからない植物に水をやっていた。

この植物は、イネ科の…エノコログサによく似ている。
見た感じ、食えそうな種子を実らせるわけではなさそうだ。
花が美しいわけでもなく、正直言って、有用な農作物になる見込みはなさそうである。

だが、ディノヒューモンにとってはそれでも別にいいようだ。
ディノヒューモンにとって、拾ってきた種子や苗を生育するのは『趣味』である。
役に立つなら畑で殖やすが、役に立たないならそれはそれで眺めて楽しむ。

…ディノヒューモン農園が、蛮族デジモン達と異なり農耕文明を得られたのは、ディノヒューモンの精神性によるものかもしれない。


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