922: ◆VLsOpQtFCs[saga]
2023/08/31(木) 00:08:03.49 ID:er8t4qzno
「…ブイモンの気持ち、分かるよ。俺もさ、研究チームのみんなに比べて、ぜんぜん役に立たねえんだ。リーダーみたくしっかりしてねえし、メガみたくいろいろ作ったりできねえ。ケンみたく頭よくもねえし…。クルエみたいに気が利いた立ち回りもできねえ。いいとこねえなって思う」
「そんなこというなよ。おいらはカリアゲのことすきだぞ!みんなのなかで、いちばん!」
「俺もブイモンのこと好きだ。まあ、一番とか決めて言うわけにはいかねーけどな」
「…カリアゲはさ。そうやっていうけど、ちがうじゃん…」
「違うか…?」
「ちがうんだよ…!おいらのは、そういうんじゃ、なくて…!」
ブイモンは泣き出してしまった。
自分の気持ちを分析して言葉にできるだけの語彙がまだないようだ。
「…難しいよな」
「…うっ、うぅぅっ」
そこへ…
『どうした』
コマンドラモンがチャットで会話に入ってきた。
「コマンドラモン…。おいらだけ、なにもつえーとこねーからさ。このままなかまがふえたら、おいらいらなくなるんじゃねえかなって…」
『ならない』
「なんでそういいきれるんだよ!」
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