日向「安価とコンマで依頼を解決する」ソニア「その3です!!」
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312: ◆DWp3lSnh.v3L[saga]
2023/10/11(水) 20:32:54.63 ID:aVqtGwbI0
日向「大神……。それだけじゃなくて霧切にソニア、西園寺まで……」

王馬「あ、あれ? 日向ちゃーん? 意図的に誰か無視してない?? おーい! 俺はここに居るよー!!」

日向「……………………………あとついでに王馬も」

前述した三人は兎も角、王馬までここにいるのが嫌な予感しかしない。コイツの事だ、面白がって事態をとんでもない方に転がそうとするに決まってる……。妙な真似をしないよう、シッカリ見張っていなければ。


大神「うむ、安心しろ日向よ。朝日奈にも終里にも、互いに一切手出しはさせておらぬ」

霧切「気にしないで、日向先輩。……終里先輩の誤解を解きたい。苗木くんがそんな男じゃないと証明したいっていうのは、私も一緒だもの」

ソニア「事情は大凡把握しています。私も苗木さんを知る一人として! 苗木さんがそんな人ではないと終里さんもに知って欲しいのです!!」

西園寺「私は何も関係無い、事態を平等に見られる第三者としてソニアに引っ張ってこられただけだけどさー。面倒臭いなーってのが正直な感想なんだけど」

王馬「俺も同じだよ! こんなおもしr……学校の風紀に関わるような大事を見逃す訳にはいかないからね!!」

やっぱ絶対面白がって来ただけだろコイツ!! お前にはあとで夏休み分の借りを全部シッカリ纏めて返すから覚悟しておけよ──!


苗木「朝日奈さん……。終里先輩……」

朝日奈「苗木…………」

終里「……ちっ。件のハーレム野郎が来やがったか」

終里は苗木をジロリと睨み付けるが、苗木はそれに怯む事無く二人に頭を下げた。


苗木「二人とも……本当にごめん。僕が優柔不断なせいで、二人に大喧嘩させちゃったみたいだ……」

朝日奈「そ、そんな事ないよ苗木!! だって……」

霧切「……私達は全員納得して「今の関係」を……「友達以上恋人未満」の関係を続けてるんだもの。苗木くん一人の責任じゃないわ」

舞園「そうですよ! それに「最後にはちゃんとケリを付けるから」って苗木くん、前に言ってくれたじゃないですか!!」

不二咲「そうだよぉ! それがどんな未来であっても、ボク達は「絶対に後悔しない」って覚悟を決めてるんだから!!」

苗木「……みんな……」

終里「……っけ! 男は勿論、女どもも優柔不断なハーレム許容共と来たかよ。……いつかケリを付ける? 友達以上恋人未満の関係?? はっ! んなもんただの逃げだろ逃げ!! なんだかんだ言い訳付けて問題を先延ばしにしてるにすぎねぇよ!!」

ソニア「……それの何が悪いのです? 苗木さんは勿論、女子の皆さんもまだ高校二年生なのですよ? 「恋」と言う物をキチンと学び、理解し、自分の気持ちと向き合って「答え」を出すにはどうしても「時間」が必要です。……私達はまだ、大人への階段を登っている最中の「子供」なのですから」

終里「…………それで「いつか一人以外全員捨てる」ってのか。今までずっとテメェを想い続けてきてくれた女共を──!」

大神「「捨てる」のではない。「選ぶ」のだろう。……人生には必ず「取捨選択」をせねばならぬ時が来る。……人は、人を愛さずには生きられぬように、人を傷つけず生き続ける事もまた、出来ぬ生き物だ」

日向「そうだ、終里。苗木は絶対にお前の思っているようなクズ男にはならない。こいつはどんな絶望だって乗り越えて、希望をもって生きていけるだけの──!!」




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