クラスの変わり者が揉め事を起こして始まる一次創作
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22:名無しNIPPER[saga]
2023/11/11(土) 02:17:53.25 ID:K/6HqkOhO
「はい、有栖川さん。コーラで良かった?」
「あたしは炭酸苦手で……」
「じゃあ僕のストレートティーをあげるよ」
「……ありがと」

以下略 AAS



23:名無しNIPPER[saga]
2023/11/11(土) 02:21:22.38 ID:K/6HqkOhO
「チッ……なんだよ同点とか。つまんねー」
「100点以上は表示されないからね」

勝負は引き分け。いやはや耳が幸せですわ。

以下略 AAS



24:名無しNIPPER[saga]
2023/11/11(土) 02:24:18.76 ID:K/6HqkOhO
「いや〜なんだかんだ楽しかったね」
「別に」

帰り道、田中たちと別れてから山田と一緒に帰路につく。山田は私の幼馴染で家が近所なのだ。とはいえ仲良くなったのは最近だが。
昔はチビの癖にやたら凶暴なガキ大将だった山田によく虐められていたものだ。とほほ。
以下略 AAS



25:名無しNIPPER[saga]
2023/11/11(土) 02:26:14.25 ID:K/6HqkOhO
「田中はこの前、高橋先輩が山田のことなんて"眼中にない"って言ってたけどさ。あんなの別に気にしなくていいんじゃないの?」
「でも、眼中にないならあたしは……」
「そもそも目と耳は違うじゃん」

ただの屁理屈。眼中になくても聴こえてる。
以下略 AAS



26:名無しNIPPER[saga]
2023/11/12(日) 02:20:02.62 ID:cnVE/bAzO
「ねえねえ、山田」
「なに?」
「田中、朝から元気ないね」

佐竹に肩を叩かれそう囁かれてから田中のほうを見ると、奴は机に突っ伏して寝ていた。
以下略 AAS



27:名無しNIPPER[saga]
2023/11/12(日) 02:22:50.11 ID:cnVE/bAzO
「田中。おい、田中」

机に突っ伏している田中のつむじを見下ろすとふわふわの髪の毛を鷲掴んでやりたい衝動に駆られたが、ぐっとこらえて肩を揺する。

「ん……なんだ、山田か」
以下略 AAS



28:名無しNIPPER[saga]
2023/11/12(日) 02:28:16.84 ID:cnVE/bAzO
「有栖川さん、もう放課後だよ」
「ほっとけ、そんな意気地なし」

結局田中は早退して、それから今度は有栖川が机に突っ伏していた。その態度にもイライラする。もっと強いやつだと思ってたのに。

以下略 AAS



29:名無しNIPPER[sage saga]
2023/11/12(日) 02:30:31.97 ID:cnVE/bAzO
「どう? 美味しい? 有栖川さん」
「うん……美味しい。ありがとう、佐竹」

結論から言って、パフェは変わらず美味かった。これはきっとこの店のパフェの美味さが上限突破してるからに違いない。ていうか。

以下略 AAS



30:名無しNIPPER[saga]
2023/11/12(日) 02:33:52.06 ID:cnVE/bAzO
「山田と話したかったのもそのことについてで、モヤモヤしたままだと寝れなくなりそうだったからちょっと聞いて欲しいんだけど」

そう前置きしてから、有栖川は吐き出した。

「まずは田中に触るのをやめて欲しい件」
以下略 AAS



31:名無しNIPPER[saga]
2023/11/12(日) 02:36:08.83 ID:cnVE/bAzO
「パフェ美味しかった。今度また、誘ってくれたら嬉しい。それじゃあ、また明日」

言いたい放題言って有栖川は帰っていった。
すっきりした顔だったので今夜は熟睡出来るだろう。あたしはどうだ。寝つけるのかな。

以下略 AAS



32:名無しNIPPER[saga]
2023/11/12(日) 02:43:47.99 ID:cnVE/bAzO
「そもそもあんなデカ女よりもあたしのほうがかわいい。メスガキだろうと勝ちは勝ち」
「はいはい良かったね。かわいいかわいい」
「てか佐竹。あんたはとしてはどうなん?」
「んー? なにが? なーんのことかなー?」
「"学校いちの美少女"のあんたとしてはさ」
以下略 AAS



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